マンチェスター・ユナイテッドは20日、レアル・マドリーからブラジル代表MFカゼミーロを獲得したことを公式に発表した。
発表によると、カゼミーロはこの後個人条件の合意、イギリスビザの取得、そしてメディカルチェックを経て正式加入となる運びだという。契約期間は4年、1年の延長オプションが付帯しているとみられている。
2013年にサンパウロからレアル・マドリー入りしたカゼミーロは、ポルトへのレンタル移籍を経て、2015-16シーズンからエル・ブランコの主力として活躍。通算で公式戦458試合に出場し、5度のチャンピオンズリーグ制覇や3度のラ・リーガ優勝など数々のタイトル獲得に貢献してきた。
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30歳を迎えた今季もレアル・マドリーの中心選手としてプレーするものとみられていたが、最近になってマンチェスター・Uから好条件のオファーが届くと、選手本人が新たな挑戦に出ることを決断。クラブもカゼミーロの決断を尊重する形で、一気に移籍交渉が進展した。
マンチェスター・Uはカゼミーロの獲得に際し、6000万ポンド＋ボーナス1000万ポンド（計：約113億円）の移籍金でレアル・マドリーとクラブ間合意。バルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングの獲得に乗り出していた中、同選手の移籍オペレーションが難航していた中で、同じラ・リーガのメガクラブから守備的MFを補強することに成功した。
今夏にリサンドロ・マルティネスやタイレル・マラシア、クリスティアン・エリクセンらを獲得したマンチェスター・Uだが、ホームでの開幕節でブライトンに敗れると、第2節でもブレントフォードに0-4と大敗。プレミアリーグ最下位という最悪のスタートを切った中、カゼミーロの加入を今後の巻き返しの後押しとしたい。