オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督は、カーニー・チュクエメカがボルシア・ドルトムントでドイツ語レッスンを受けていないことに戸惑いを感じているようだ。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』が伝えている。
現在22歳のチュクエメカは、アストン・ヴィラ下部組織出身で、チェルシーを経て、2025年2月にドルトムントへと加入。当初はレンタルだったが、同年夏には完全移籍に移行している。そんなチュクエメカはU-20年代まではイングランド各年代代表でプレーしていたが、オーストリア生まれということもあってA代表はオーストリアを選択。そして先日のガーナとの親善試合(5-1)に途中出場を果たし、チーム4点目を決めるなど上々のデビューを飾った。
しかしラングニック監督は試合後、チュクエメカがほとんどドイツ語を話せないことを明かすと、ドルトムントへの戸惑いを示唆。「それはクラブの利益のためにも必要なことだ。定期的にドイツ語の授業が行われるよう配慮すべきだろう。批判として受け取ってほしいわけではないが、正直なところ驚いた」と語り、過去に自身が監督を務めたクラブでは外国人選手にドイツ語レッスンを受けさせていたと続けた。
「ライプツィヒやホッフェンハイムではそれが義務だった。週3回のドイツ語レッスンを受けることが求められ、欠席すればトレーニングを休んだのと同じ扱いだった。ただ、こうした対応はクラブごとに異なるのも事実だね」
一方で同監督は、チュクエメカを擁護。「こういう若い選手にとっては簡単なことではない。英語はどこでも通じるし、どこでも理解してもらえるからね」と指摘しつつ、「もちろんカルニーは代表チーム内でも英語で問題なくやれているが、ドルトムントでこれまで彼にドイツ語レッスンを受けさせる試みがまったくなかったことには、やはり少し驚いている」と改めて戸惑いを口にした。
またラングニック監督は、「我々はチーム内で使う重要な単語をまとめた小さな辞書も用意している」ともコメント。さらに、オーストリア代表の理学療法士であるペーター・ガイグレ氏を通訳としてチュクエメカに付けていることも明かした。
