22日にアトレティコ・マドリーが通算11回目のラ・リーガ優勝を果たし、歓喜に沸いているスペイン首都で悲劇が起こった。スペイン『エル・パイス』が報じている。
アトレティコの7年ぶりリーグ制覇によって、スペイン首都マドリーはお祭り状態に。道路ではアトレティコの旗を掲げる車がクラクションを鳴らしながら走行し、さらに優勝祝賀会場であるネプトゥーノ広場には、クラブが控えるよう忠告したにもかかわらず多くの人が集まった。
そうした中で、悲劇は起こった。『エル・パイス』によれば、バンに乗り、窓から身を乗り出して旗を振っていた少年が、マドリー中心部の駐車場入り口で頭をぶつけて死亡。救急車が駆けつけて蘇生措置を行なったものの、結局は死亡を確認することしかできなかった。
このバンには複数人の少年が同乗しており、ほかの少年も同じように窓から身を乗り出しながら、猛スピードで走行して柵などを倒していたという。アトレティコは「アトレティコサポーターの若者についての悲しいニュースに愕然としています。痛ましい時を過ごす彼の家族にお悔やみを申し上げます」との声明を発表している。
なおアトレティコは現地時間23日18〜20時に優勝パレードを行い、20時半に本拠地ワンダ・メトロポリターノでトロフィーを授与される予定。ネプトゥーノ広場での祝勝会は行われない。
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