スペイン代表DFダニ・カルバハルについて、現地メディア『マルカ』は手放しで絶賛している。
14日に行われたEURO2024決勝戦で、イングランドと対戦したスペイン。後半開始早々にニコ・ウィリアムズが先制点を奪うと、一度追いつかれたものの、86分にミケル・オヤルサバルが劇的な決勝点。2-1で勝利し、史上最多4度目のEURO制覇を達成した。
今大会は7戦全勝と圧倒的な強さを見せ、頂点に立ったスペイン。カルバハルはグループステージ突破が決まっている状況で迎えた3戦目、出場停止だった準決勝を除くすべての試合に先発し、安定したパフォーマンスで優勝の立役者の1人となった。そんな32歳DFについて、『マルカ』のジョエル・デル・リオ記者は決勝のパフォーマンスを「9」と評価し、以下のように絶賛している。
「またしてもダニの仕事の日。いつものように守備で自信に満ち溢れ、いつものように試合を完璧に読み取った。イングランドのカウンターを阻止するために賢いファールをして、イエローカードを求めたブカヨ・サカにメッセージを送る。振り返って泣きそうなジェスチャーだ。なぜなら彼は“些細なファール”と感じていたからだ」
「負け知らずの闘争心を持つ野獣のようだった。必要な時には力強く、常に賢くプレーする。フットボール史上最高のサイドバック？ 疑問の余地はないだろう……」
昨季はレアル・マドリーで公式戦41試合に出場、ラ・リーガ＆チャンピオンズリーグ制覇の原動力となったカルバハル。これまで同クラブで6度のビッグイヤーを掲げ、4度のリーグ優勝を達成してきた。しかし、スペイン代表では2014年にデビューしたものの、主要タイトル（ワールドカップ＆EURO）は今回が初めてとなっている。