2024年夏にパリ・サンジェルマンからレアル・マドリーに加入したキリアン・エンバぺ。同クラブで活躍したFWクリスティアーノ・ロナウドを憧れの選手だと明かしていた同選手はここまで公式戦110試合94得点と圧倒的な成績を残している。
『as』のインタビューに応じたエンバぺは「世界最高のクラブに加入し、世界中のレアル・マドリードファンから盛大な歓迎を受けることは予想していた。ここに来た時点で既に一定の地位はあったが、レアル・マドリーの選手になると、さらに上のレベルに到達できるんだ。サッカーの歴史に名を刻みたいなら、レアル・マドリーでプレーするべきだと私は信じている」として、クラブでの日々を振り返った。
「ここではより穏やかな気持ちで過ごせている。フランスではそれほど穏やかではなかった。新しい文化を学び、スペインの文化に早く順応したいと思っていた。もちろん、まだ道のりは長いが、スペインでは日々良くなっていると感じている。ここで幸せを感じなかった瞬間は一度もないよ」
夢のクラブにたどり着いたエンバぺは、加入前からクラブのフロレンティーノ・ペレス会長と連絡を取り合っていたという。
「彼が私をここに連れてきてくれたんだ。私がここに来る10年前からずっと連絡を取り合っていた。彼はレアル・マドリーにとって良いことも悪いことも含め、あらゆる決断において常に愛情と理解を示してくれた。いつか私がレアル・マドリーでプレーする日が来るといつも言ってくれていたが、今こうしてここにいて、とても幸せだ。だからこそ、彼が私にしてくれたこと、そしてこれからもしてくれることすべてに感謝しなければいけない。彼は世界最高の会長だ」
「正直に言うと、レアル・マドリーに来るのに誰かや何かに説得される必要なんてなかった。マドリードでの私の歴史の中で、私は来たかったけれど、それは不可能だった。そして結局のところ、サッカーでは、自分の力ではどうにもならない瞬間や決断がある。サッカーではタイミングが重要で、行く前にすべてが整うまで待たなければならない。私と一緒にいた人は皆、いつか私がレアル・マドリードに行きたがるだろうと知っていた」
圧倒的な結果を残している一方で、レアル・マドリーではタイトルに恵まれていない。背番号10として批判も浴びるなか、エンバぺは覚悟を口にした。
「サポーターの要求は厳しい。高い期待を背負っているというメッセージだ。レアル・マドリードだから、それは理解している。何事にも言えることだが、そこには背景がある。勝った時、彼らはそれを難しい試合だと捉えるが、そうでない時もある。世界最高のスタジアムであり、世界最高のファンがいるベルナベウが今、我々にとって必要不可欠であることを、彼らは感じなければならない」
「彼らが共にいてくれる時、我々ははるかに強くなる。だが、プレッシャーも理解している。昨シーズンは何も勝ち取れず、人々はそれにうんざりしている。その一部は当然のことだと理解している。しかし、タイトルを獲得したいなら、彼らなしでは成し遂げられないということも理解しなければならない。すべてのクオリティ、すべての献身をもってしても…彼らなしでは勝てない。私が求めているのは、皆で手を取り合って進んでいくことだ。そうすれば、我々ははるかに強くなり、あらゆるタイトルを争うことができるようになるだろう」



