パルマの日本代表GK鈴木彩艶は今夏にパリ・サンジェルマン(リーグ・アン)への移籍が近づいていたが、突如破談になった。報道では、取引に関する手数料の変更が問題とされているなか、新たな移籍先としてアストン・ヴィラが急接近している。
各メディアは、鈴木がPSGと同額の移籍金3000万ユーロ(約55億2000万円)に加えて最大500万ユーロ(約9億2000万円)のボーナスで、5年契約を締結する見込みだと報道。一方で、正守護神のアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスの去就が不透明となっており、状況は混とんしている。
そんななか、イギリス『スカイ・スポーツ』は「パルマと日本代表のゴールキーパーが注目される理由」として鈴木を特集。アダム・ベイト記者は「彼の体はまるで筋肉だけでできているかのようだ」とGKへの期待を語った。
「私はこれまで人生で彼ほど高くジャンプできるゴールキーパーを見たことがない」
また、かつてシント=トロイデンで鈴木のGKコーチを務めたデニス・ルーデル氏は「キャンプで彼を見て、『この選手はできるだけ早くヨーロッパに行かなければならない。どのリーグでも構わない。とにかくプレーさせるべきだ』と思ったんだ」と当時の衝撃を明かした。
「私は彼に『よし、じゃあ君がどれだけ遠くまで投げられるか見せてくれ』と言った。私が目を離すと、ボールがハーフウェイラインを20メートルも越えて飛んでいくのが見えた」
「私は振り返って『蹴るんじゃなくて投げろって言っただろ?』と言った。すると彼はただ、私に微笑み返して『いえ、ちゃんと投げたよ』と答えたんだ。私は彼にもう一度見せてくれと言った。あんなに遠くまでボールを投げられるほどの力が体にあるなんて信じられなかったんだよ」
ルーデル氏は「彼はとても物静かで、穏やかな性格だ。それがピッチを離れた時の彼だ」と鈴木の内面も評価しつつ、「頂点に立てるか?」と問われると「100%頂点に立てる」と断言する。
「日本からベルギーへ、そしてベルギーからイタリアへと移籍した。大きな変化だが、彼はそれを非常に短期間で成し遂げた。それが真に優れた選手とそうでない選手を分けるものだ」
鈴木のステップアップに世界が注目している。




