ドルトムント(ブンデスリーガ)のニコ・コヴァチ監督が、FC東京戦について語った。
ジャパン・ツアーを行っているドルトムントは8月1日にFC東京とMUFGスタジアム(国立競技場)で国際親善試合を行う。前日練習が行われたなか、コヴァチ監督は「準備期間はFC東京と比べれ遅れている」とコンディション面が万全ではないとしつつ、「それでも5人の代表選手たちを試合に出せるようにする。45分以上は分からないが、フィジカル的に進化できるように期待している」とコメントした。
「3週間後には公式戦がある。いい準備ができるようにしたいし、明日は前の試合みたいに負けないように頑張りたいね」
先月29日にはセレッソ大阪と対戦したが、0-1の敗戦を喫した。2連敗は避けたいなか、同試合で出番のなかったドイツ代表のMFフェリックス・ヌメチャやMFマクシミリアン・バイアーらも起用するようだ。
なお、今回の日本ツアーは盛況となっており、この日も多くのファンがスタジアムに足を運び、選手たちのトレーニングを見守った。コヴァチ監督は「日本に来て、みなさんが親切に受け入れてくれたので、選手もスタッフも喜んでいる。日本での時間を楽しんでいるよ」と笑みを浮かべた。
前日練習では身振り手振りを交えながら指示を出す姿が印象的だった指揮官。全体トレーニング終了後には、配給役となって選手たちのシュート練習に付き合っていた。さらにMF山本天翔がフリーキックを蹴ろうとすると、監督自ら壁の位置に立って直接指導していた。
記者会見でも「この国は素晴らしい。人間として、違う国や文化を見るのはとても大切。選手たちはホテルから外に出て、人とふれあい、国を見ることが大切だ」と語っていたコヴァチ監督は、選手たちとのコミュニケーションを積極的に取るスタイルなのかもしれない。
2025年1月にドルトムントの指揮官に就任したコヴァチ監督だが、国内リーグ戦では、バイエルン・ミュンヘンから王座を奪えていない。『今年こそは』という想いも強いはずだろう。
勝負の新シーズンを見据えるコヴァチ監督は「結果は大阪のときと違って、いいものになると思う。ただ、それよりもパフォーマンスが大事だ。いいレベルにするために、明日の試合が重要になる」と、FC東京戦は勝利を追求しつつも、選手たちのコンディション調整が第一だとしている。
取材・文=浅野凜太郎

