いよいよフランス代表とイングランド代表による3位決定戦、そしてスペイン代表とアルゼンチン代表の決勝戦の2試合を残すのみとなったFIFAワールドカップ(W杯)2026。世界中のサッカーファンが注目するなか、FIFAは決勝戦の試合前記者会見のチケットを一般向けに販売した。その様子をイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
通常であれば、試合の前日にスタジアム内で記者会見が行われるが、今回は日程が24時間前倒しされたほか、アメリカのニューヨーク・マンハッタンにあるジャビッツ・センターという大きな講堂に会場が移された。これまではメディアや関係者のみで執り行われるものだったが、一般客も81.54ドル(約1万3000円)で会見に参加できるとされている。
また、会見の合間には写真撮影の機会も実施。大勢のファンが会見に出席したスペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督とMFロドリとセルフィーを撮っていたという。
なお、ファンイベントでの司会は元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏らが務めたほか、テニス選手のノバク・ジョコビッチらをはじめとする数々のスターも登壇。またアルゼンチン代表のリオネル・メッシは記者会見には出席しなかったが、ファンの前には現れた。一方で、デ・ラ・フエンテ監督は観客がメッシに対して敬意を欠いていると不満を漏らしたという。
FIFAは今大会からは前半と後半の22分ごろにハイドレーションブレイクという3分間の給水タイムを設け、そこで広告を流すなどの施策に出ていたほか、決勝戦のハーフタイムには史上初となるアーティストによるショーが実施されるなど、積極的に新たな試みを行っている。
一方で、これらは資本主義的な面や、サッカーの形を変えてしまっているとの批判にさらされている。同メディアは「かつてはサッカーの伝統的な儀式だったものが、莫大な収益源を生み出しているのだ」と指摘。さらにファーディナンド氏については「このイングランド人ディフェンダーは、ドナルド・トランプ大統領の要請によりアメリカ代表FWバログンの出場停止処分を一時停止するという決定を擁護した唯一の人物だった」とするなど、FIFAの体制に苦言を呈した。
「FIFAは、ますます多くの収益を求めて、サッカーを変えつつあるのだ」
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はFIFAが「儲けることに必死」としつつ、「サッカー関連のイベントを有料ショーに変えられるなら好都合だ。いや、それはサッカーじゃない」とした。





