メキシコ代表vsイングランド代表の試合が行われた。
北中米で開催されているFIFAワールドカップ(W杯)の決勝トーナメントのラウンド16で共同開催国のメキシコと、イングランドが激突。試合は悪天候の影響で約1時間遅延してキックオフした。
最初にチャンスを作ったのはメキシコ。15分に右サイドからのクロスに反応したのはFWラウール・ヒメネスで、ダイビングヘッドに成功したが、イングランド代表GKジョーダン・ピックフォードがセーブした。
それでも先制したのはイングランド。36分にFWブカヨ・サカからのクロスをMFジュード・ベリンガムがダイビングヘッドで合わせて先制した。さらに直後の38分にショートカウンター。ゴール前でボールを受けたベリンガムがFWハリー・ケインとのワン・ツーでゴール前に侵入して、そのまま押し込みゴールイン。わずか2分で2得点を決めた。
手痛い追加点となったが、メキシコの心は折れない。今大会5試合目にして初失点を喫したメキシコだったが、左サイドでフリーキックのチャンスを得た。これをFWフリアン・キニョネスが左足で決めて、1点差で前半を終えた。
49分にイングランドは左サイドバックのDFニコ・オライリーがボレーシュート。コンパクトに抑えられた一振りだったが、右ポストに直撃した。
ただ、ここでイングランドに非常事態が起こる。VARの結果、54分にイングランドDFジェレル・クアンサーがレッドカードで退場。相手への足裏をみせた危険なタックルによって、10人での戦いを強いられることになった。
右サイドバックのクアンサーが退場したことにより、サカを下げてDFジョン・ストーンズを投入。劣勢にみえたイングランドだったが、ピックフォードのロングキックをゴール前でケインがすらした。これに反応したFWアンソニー・ゴードンがペナルティエリア内で倒されて貴重なPKを獲得した。
キッカーはケイン。イングランドのストライカーは左側に鋭いシュートを突き刺して、60分に3得点目を奪った。
しかし65分すぎ。今度はケインが自陣ボックス内でクリアしようとしたところ、相手選手を蹴ってしまってPKを与えた。メキシコはこのチャンスでヒメネスがしっかりとゴールインしてみせた。69分、ゲームは2-3となった。
追い込まれたイングランド代表がDFジェド・スペンスとDFダン・バーンを投入して5-3-1で守り切る構え。対するメキシコは相手を押し込んで攻め立てた。
アディショナルタイムは11分。メキシコがクロスボールを中心にゴールを狙うも、10人のイングランドが体を張った守備で得点を許さない。試合はそのまま3-2で終了して、イングランドが死闘を制した。
標高2240メートルに位置しており、通算89試合70勝17分2敗という圧倒的な強さを誇っていたアステカ・スタジアム。22試合連続無敗で2013年9月以降負けていなかったなか、イングランドが要塞を攻略して8強に進出した。
