今月11日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・ファーストレグのレアル・マドリーvsマンチェスター・シティ戦の一幕が話題となっている。
MFフェデリコ・バルベルデが前半のうちにハットトリックを記録して、3-0で勝利したレアル・マドリー。同選手の驚異的なパフォーマンスなどに注目が集まった一方で、マンチェスター・シティのコーナーキック時におけるレアル・マドリー側の守備対応にも様々な反応が寄せられた。
この試合で、シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドをマークしていたのは、レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレル。ギュレルの身長は175センチであるのに対して、ハーランドは195センチと、その20センチ以上の体格差のある二人による攻防だった。
一般的には、攻撃の選手と同等の背丈を持つ選手がマークに付くため、マドリーのファンは困惑。当初はこの異例の組み合わせが守備の側のミスだと思われていたが、スペイン紙『マルカ』は明確な意図のある作戦だったと指摘する。
「綿密に検討、分析、記録されていた。さらに、そこには実に驚くべき理由が隠されていた。シティのセットプレーを徹底的に分析した結果、レアル・マドリーのコーチ陣は、ハーランドはコーナーキックやフリーキックのヘディングが得意ではないと結論づけたのだ。そして、こうしたプレーを攻撃する責任は他のチームメイトにあると判断したのである」
『マルカ』は、レアル・マドリーがコーナーキック時におけるハーランドの決定力不足を分析した上で、ギュレルやフラン・ガルシア(身長169センチ)をマークにあてたと説明。得点の確率が少ない同選手を上背のないギュレルが対応することで、その分他の選手が得点の確率が高いシティのロドリやルベン・ディアス、アントワーヌ・セメンヨ、マーク・グエイらへの守備対応に専念できたと持論を展開した。
実際に、この作戦は完璧に機能し、レアル・マドリーは失点することなく、すべてのセットプレーを難なく処理した。『マルカ』は「アルバロ・アルベロア監督の判断は間違っていなかった」と締めくくった。


