ヴィッセル神戸は31日、「明治安田J1リーグ第28節 横浜F・マリノス戦での大旗による事象」について声明を発表した。
クラブが伝えるところによると、8月30日(土)にノエビアスタジアム神戸で開催されたJ1第28節ヴィッセル神戸vs横浜F・マリノスの一戦で、ヴィッセル神戸サポーターズシートで振られていた大旗が、ピッチ上の選手に接触する可能性があった事象が確認されたという。
この事態を受けて、クラブは「スタジアム内あらゆる角度の映像をクラブ内でも見直し、また速やかに当該大旗を振られていた方(以下、当事者)と当日中に面談を実施し、事象の経緯や当時の状況、意図などについて詳細な確認」を行った模様。結果、当事者からは「特定の選手に対して攻撃的な意図は無く、ボールが大旗に絡んだ際、ボールをリリースしようとした動作であったとの説明を受けました。しかしながら、当事者も映像を見返し、選手への接触可能性があったと認識し、事態の重大さを深く反省しております」と報告している。
そして、当事者からは「大旗を使用する応援活動の無期限自粛、及び年内の来場自粛の申し出」があり、クラブ側も「選手の安全なプレー環境、そして全ての皆さまが安心して楽しめる観戦・応援環境を維持するため」にこれを受理する予定とのこと。
「加えて、当事者以外の大旗の使用についてもピッチから近いことも鑑み、協議していきたいと考えております。今後の改善策について、協議が完了し、Jリーグのプロセスに基づき適切な手続きをした後に、 改めてヴィッセル神戸公式サイト等で皆さまにご案内させていただきます」と対応の方針を伝え、以下のように伝えている。
「最後に、今回の事象を受け、SNS等において、当事者の個人を特定しようとする行為や、個人に対する心ない誹謗中傷が散見されております。このような行為は、決して行わないよう、皆さまに改めて強くお願い申し上げます。当クラブは、いかなる理由であっても、個人への誹謗中傷を容認いたしません」
「ヴィッセル神戸は、来場者の皆さまが安心して楽しめるスタジアムづくり、また選手・スタッフが安心安全に試合に集中できる環境づくりに努めてまいります。引き続き、皆さまのご理解と温かいご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」

