sameshima(C)Getty Images

W杯優勝に貢献したDF鮫島彩が現役引退を発表「最高に幸せなサッカー人生でした」

大宮アルディージャVENTUSに所属するDF鮫島彩が23日、今季限りで現役引退することを発表した。

これまで東京電力女子サッカー部マリーゼやボストンブレイカーズ(アメリカ)、モンペリエSC(フランス)、ベガルタ仙台レディース、INAC神戸レオネッサなどでプレーしてきた鮫島は、2021年に大宮アルディージャVENTUS入り。昨年6月に36歳となった中、今季はここまで公式戦25試合に出場してきた。

また、2008年にデビューしたなでしこジャパン(日本女子代表)では通算114試合に出場して5ゴールを記録。2011年の女子ワールドカップ(W杯)優勝や2018年の女子アジアカップ優勝、2度のアジア大会優勝などを経験した。

以下に続く

鮫島は引退に際し、「今シーズンをもちまして、引退することにしました。過去を振り返れば、震災によるチーム活動休止、アメリカリーグ移籍、アメリカリーグ廃止によるフランスリーグ移籍、W杯優勝、五輪銀メダル、怪我による無所属でのリハビリ期、etc.....自分の思い描いていたサッカー人生からは、想像もつかない出来事の連続だった気がします。ですが、自分が想像していたよりも遥かに、学びの多い、素晴らしいサッカー人生を送ることができました」と語り、以下のように感謝を綴った。

「サッカーを始めてから28年間。あのときもし別の選択をしていれば、失点していなかったかも、怪我をしていなかったかも、もっと良い方向に向かっていたかも...そう思う瞬間はいくつもありますが、サッカーをやっていたからこそ見ることのできた景色や出会えた仲間、そして、これまでに出会ったファン・サポーターの皆さんの存在が、今までの私の選択が全て最高の選択だったことを証明してくれています」

「両親からもらった名前の通り、サッカーを通じてとても彩りのある時間を過ごすことができました。関わってくださったすべての方々に、心より感謝します。本当にありがとうございました! 最高に幸せなサッカー人生でした。5月25日(土)のリーグ最終戦、ぜひ最後まで熱い応援をよろしくお願いします!」

大宮アルディージャVENTUSは、25日にリーグ最終節でINAC神戸をホームに迎える。

広告