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日本と決勝Tで当たる可能性大。タレント豊富な豪州、海外組中心の布陣で連覇へ【アジアカップ強豪国分析】

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アジアナンバーワンを決めるAFCアジアカップ2019が、いよいよ1月5日に開幕する。同大会で最多優勝を誇る日本代表は、森保一監督のもと、2大会ぶり5度目の戴冠を目指す。

そんなアジアの強豪が揃う大会で、日本代表が注意しなければならないライバル国を分析。今回は日本代表と数々の名勝負を繰り広げてきたオーストラリア代表にフォーカスする。

以下に続く

■GKとDFはタレント豊富

前回王者のオーストラリアはロシアW杯の最終予選を大陸間プレーオフで突破した直後にアンジェ・ポステコグルー(現・横浜F・マリノス監督)が辞任。その後はサウジアラビア代表を率いていたオランダ人のベルト・ファン・マルヴァイクが率いたが、本大会は優勝したフランスに1-2、デンマークに1-1で引き分ける善戦を見せたが、グループリーグ突破の可能性を残したペルー戦で0-2と敗れ、4年の1度の祭典での戦いを終えた。

世代交代も期待されるチームを引き継いだのは06年から07年にかけて監督を務め、その前後も長くアシスタントコーチとして“サッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)”を支えたグラハム・アーノルド氏が就任。現役時代はサンフレッチェ広島で2シーズン過ごし、ベガルタ仙台でも短期間ながら監督を経験した日本に馴染みの深い指揮官だが、シドニーFC母国で16-17、17-18シーズンと2季連続でレギュラーシーズン優勝に導いた指導力は母国で高く評価されている。

戦力のほとんどは海外組であり、特にタレントが充実しているのがGKとディフェンスラインだ。GKはプレミアリーグのブライトンで正GKを任されるマシュー・ライアンで、イランのアリレザ・ベイランバンドと並ぶアジア最高峰のGKだ。184センチと決して大柄ではないが、機敏な動きでライン裏をカバーし、攻撃の起点としても非凡なセンスを発揮する。その守護神と切磋琢磨しながら支えるダニー・ヴコビッチ(ヘンク)とミッチェル・ランゲラック(名古屋グランパス)も他国なら普通に正GKとしてゴールマウスの前に立てる選手だ。

元横浜F・マリノスのミロシュ・デゲネク(レッドスター)はチャンピオンズリーグでリヴァプールのサラーなどを相手に獅子奮迅の働きを見せるなど、ロシアW杯後にさらなる成長を見せている。オランダリーグの名門に在籍するトレント・セインズバリー(PSV)と守備の双璧だが、190センチの屈強な守備戦士マシュー・ジャーマン(アル・イテハド)も台頭しており、キャプテンを担うマルチロールのマーク・ミリガン(ハイバーニアン)もカバーできる。1カ月弱で決勝まで7試合を戦うことを考慮すれば心強いセンターバック陣だ。

左サイドバックは運動量豊富なアジズ・ベヒッチ(PSV)が主力を担うが、21歳の大型DFアレックス・ガーズバック(ローゼンボリ)が突き上げてきており、オーストラリア代表の“ホットポジション”だ。右は海外組中心のチームのなか、リアン・グラント(シドニーFC)とジョシュ・リズドン(ウェスタン・シドニー)の国内組2人がしのぎを削る。グラントは人に強く、リズドンは俊敏性に優れるタイプで、対戦相手に応じたアーノルド監督の使い分けにも注目だ。

■ケーヒル引退で絶対的なFWが不足も…

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4-2-3-1をベースとするチームの中盤は司令塔のアーロン・ムーイ(ハダーズフィールド)が右膝のけがで欠場となってしまったが、ボランチのジャクソン・アーヴァイン(ハル・シティ)が新たな主軸として攻守を引き締め、ムスタファ・アミニ(オーフス)が創造性を加え、トム・ロギッチ(セルティック)がチャンスの起点となる構成力はアジア屈指だ。長い大会を戦う上ではオーストリアの名門でプレーする活動量豊富なジェームズ・ジェッゴ(オーストリア・ウィーン)、攻守に奮闘しながら推進力あるドリブルで局面を打開できるマッシモ・ルオンゴ(QPR)らの存在も重要になる。

前線はティム・ケーヒルの代表引退や、トミ・ユリッチ(ルツェルン)の欠場で絶対的なFWが見当たらないものの、突破力に優れるアンドリュー・ナバウト(浦和レッズ)や機動力に溢れるマシュー・レッキー(ヘルタ・ベルリン)といったサイドアタッカーは充実している。あとはタレント力に疑いはないものの、決定力に波があるロビー・クルーズ(ボーフム)が大会の中で波に乗れるかどうかも躍進のカギとなりそうだ。またアフリカの南スーダンにルーツを持つ23歳の快速FWアワー・メイビルは“大会での新たな発見”になる可能性がある。

シリア、パレスチナ、ヨルダンと同居するグループで首位通過の可能性は高いが、いずれも中東の国であるだけに油断は禁物だ。特に初戦のヨルダンは堅守からのサイドアタックが明確なチームでハマると苦戦も考えられる。

2位通過の場合はF組の2位通過したチームと対戦することになり、決勝トーナメント1回戦で日本といきなり当たる可能性もあるが、その場合はオーストラリアにとって2日有利な状態での対戦となる。1位の場合はグループリーグ3位の国と対戦になるが、勝ち上がるとベスト8がF1位とE2位の勝者に。何れにしても日本はラウンド16か準々決勝でオーストラリアが相手になる可能性がかなり高く、その意味でもグループリーグから前回王者の戦いをチェックしておきたい。

文=河治良幸

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