アーセナルのU-21イングランド代表MFエインズリー・メイトランド=ナイルズが、人種差別を受けた経験について語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。
イングランドでは先日、マンチェスター・シティのFWラヒーム・スターリングが、チェルシーサポーターから試合中に人種差別的な野次を浴びたことで大きな問題に。チェルシーは、当該サポーター4人に対して試合入場禁止処分を科した。
スター選手に対するビッグマッチでの人種差別的発言事件から、現在イングランドでこの問題がフォーカスされる中、アーセナルの若手有望株も自身の経験を告白。昨シーズンに公式戦32歳に出場した21歳のメイトランド=ナイルズは、プレー中にそのような問題が起こった経験があるかと問われると、「そうだね。僕もある」と口にし、以下のように続けた。
「まだプロじゃないアーセナルでのユース時代、12歳の頃にあった。ドイツのクラブ相手の遠征中だったね。そのことを報告したけど、特に何も起こらなかった。自分自身、強くなって進んでいかないといけないんだと思った」
「ラヒームが受けたようなものと同じ感じだった。スローインで、ボールを取りに行っているときだった。ちょっとした人種差別的な行為を受けたよ。僕は試合中だ。何ができるのだろうか。このようなことを話すことや考えることは心が痛む。このようなことは何とかしなければいけない。選手たちだけでなく、メディアやスタッフも一緒になってね」
「もし多くのクラブや選手たちが一緒になって力を合わせて考えて、このような問題を根絶させるために挑戦していくことができれば、とても良いことだと思う」
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