アーセナル戦から遡って、日本代表の上田は確かな輝きを放っていた。ウルグアイ戦、ベネズエラ戦、ニュージーランド戦で挙げた計4ゴールは彼の影響力の大きさを示している。日本は、こんなにも信頼の置けるストライカーを久しく欠いていた。
上田は日本代表で22得点を決めているが、重大な負傷でもない限り、歴代得点ランクのトップ5に入らなくてはいけない。1位に君臨する釜本邦茂(75点)の記録はやや遠いとしても、2位の三浦知良(55点)、3位の岡崎慎司(50点)を超えるのは現実的な目標だろう。
それというのも、今の上田はまさに覚醒を遂げた選手だからだ。今の彼のプレーを見ていて、欠点や世界との壁を見つけようとするのはもったいない。それよりも、その果てしない伸び代を埋めていく様に夢中になるべきだろう。
私は2025年10月にも『GOAL JAPAN』に上田の分析記事を寄稿した(そのときは彼のプレーがセルヒオ・アグエロを彷彿とさせると記した)。それから1年を経た彼は……驚くべきことに、さらなる進化を遂げていた。ピッチに立つ上田からは、相手のマークを外すために何をすべきか、いかにして違いを生み出すかを日々研究していることが透けて見える。フットボールファンにとって、こんな選手を発見できるのは、幸運としか言いようがない。
自分という選手(人間)の完成を認めることなく、さらに大きくなろうとする意志は、まさに知性の証だ。それは多くの選手が疎かにして、多くの評論家が見落としている美徳……上田は確固たる意志を持って、皆の逆を、流れの逆を突き進んでいる。所属クラブ、出場数、ゴール数などがまとめられた表を見て、「選手の格」を決めつける行為は、なんと身勝手で愚かしいことか……。上田はそんなことを教えてくれる、真のゴール探究者だ。