セリエA 2026-2027前半戦で最も注目を集めた一戦はドロー決着となり、中断前の首位にはインテルとローマが並んで立つことになった。直接対決は2-2。インテルは今回もまた入り方を誤り、0-2とリードを許したが、再び後半に反撃し、最終的に2-2まで追いついた。
インテルの立ち上がりは今回も忘れたい内容だった。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ率いるチームが作り出すテンポに苦しみ、インテルはボールを持って前進することができない。相次いだ守備のミスから、まずはマルティネスと1対1の形でゴール前にフリーで残っていたマヌ・コネにゴールを許した。失点でもインテルは目を覚まさず、ローマの攻勢を受け続ける。37分には、アカンジのラインコントロールの読みでまたしてもほころびが生まれ、コネが追加点を決めて自身2点目とした(いったん取り消された後、VARで認められたこの試合のジャッジ検証はこちら)。
だが後半、インテルはまったく違う姿勢でピッチに入る。テュラムが縦への推進力を発揮し、ラウタロとの連係から、インテルの主将がクロス気味の左足シュートをややミスヒットしながらも効果的に決め、スヴィラルを破って1点を返した。ガスペリーニとキヴは、意欲というより必要性(疲労と判断力の低下)から交代カードを切り、その交代によってローマはより押し込まれ、インテルはより前がかりになっていった。
スヴィラルは何度も好セーブで結果を守り(テュラムへのビッグセーブは圧巻だった)、ラウタロはクロスバーも直撃。それでもゴールの気配は濃厚で、79分、インテルのアルゼンチン人主将が自身2点目を決めた。
ガスペリーニのチームは全員が限界に近く、エルモソとバレルディは負傷で交代を要求。実際にはマレンも交代を求めていたが、代わりに出る余地はなかった。終盤には再びテュラムが3-2に迫り、決まっていればあまりにも皮肉な展開となるところだった。だがボールは枠を外れ、引き分けは最後まで動かなかった。インテルとローマは首位に並んだままで、ラツィオに追いつかれる可能性もある。両チームはそれぞれの欠点と強みを改めて示したが、それでも今季のリーグ戦にはまだ絶対的な支配者はいない。
ローマ 2-2 インテル
得点者:6分 コネ(ローマ)、36分 コネ(ローマ)、47分 ラウタロ(インテル)、80分 ラウタロ(インテル)





