Getty Images Sportダービー敗戦で激しい口論が勃発
アトレティコ・マドリーは本拠地メトロポリターノで宿敵レアル・マドリーを相手に、物議を醸す形で2-1の勝利を収めた。しかし、この試合ではベリンガムとロメロのピッチ上での険悪な対立が大きな影を落とした。両者の確執は、イングランド対アルゼンチンの劇的なワールドカップ準決勝で生まれたもので、スペインの首都で再び激しく噴出した。
緊張が頂点に達したのは、ロメロがベリンガムに対する激しいチャレンジの後、VARレビューを経ても警告のみにとどまり、退場を免れた場面だった。レアル・マドリーはその後、ディーン・ハイセンが退場処分を受けたことでいら立ちをさらに強め、ジョゼ・モウリーニョ監督のチームは10人で試合を終えることになった。アレハンドロ・グリマルドとジョナサン・デイヴィッドのゴールでホームのアトレティコ・マドリーが勝利を決め、アントニオ・リュディガーの終盤の一撃は慰めにしかならなかった。
PsnewZピッチ上で激しい侮辱の応酬
スペインの放送局『モビスター』は、同局の番組『El Dia Despues』を通じて、この2人のスターの激しいやり取りを捉えた。口論の発端は、ロメロがレアル・マドリーのハイセンに対して判定への不満を訴え、「お前たち相手じゃ無理だ。何でもかんでも全部[ファウルを]取る」と言ったことだった。するとベリンガムがすぐに割って入り、「クティ、お前も分かってるだろ」と返答。これにロメロは「泣き言を言うな。黙れ」と言い返した。
やり取りはすぐにエスカレートした。ベリンガムは「くたばれ。お前は臆病者だ、臆病者だ」と応戦。ロメロも一歩も引かず、イングランドの痛恨のワールドカップ敗退に触れながら、試合後に涙を見せたベリンガムをあざ笑った。「泣けよ、そのまま泣いてろ」とアルゼンチン代表DFは挑発し、さらに「あっち[ワールドカップ]でも泣いていただろ」と続けた。
元トッテナムDFに最後のひと言を許さなかったベリンガムは、ロメロの代表での成功に痛烈な言葉を浴びせた。「お前は[リオネル]メッシと一緒の時はよくしゃべるが、ここでは何もない」とイングランド代表は言い放った。「メッシと一緒だとよくしゃべるんだよ」。そしてロメロは最後に、マドリーのMFを「泣き虫」と呼んでこの口論を締めくくった。
モウリーニョが憤慨、レアル・マドリーが後れを取る
最終ホイッスル後も険悪な空気は収まらず、激怒したベリンガムが主審ミゲル・アンヘル・オルティス・アリアスに詰め寄った。 このMFは主審に向かって「退場2つだ、2つ!」と何度も叫び、ロメロのタックルと、リー・カンインがフェデリコ・バルベルデに見舞った足首の高さのチャレンジに言及した。
モウリーニョも、試合後の芝居がかった記者会見で自身のスター選手の怒りに同調した。ポルトガル人指揮官は両方のタックルのスクリーンショットを印刷して持ち込み、その画像がすべてを物語っているとして、記者たちに「記者会見は飛ばしてもいい」と語った。その後、アトレティコ・マドリーはSNSでモウリーニョをあざ笑い、彼のスクリーンショットを印刷するプリンターの動画に「審判へのハラスメントは今すぐやめろ」とのキャプションを添えて投稿した。
Getty Images Sportレアル・マドリー、巻き返しを狙う
ダービーでの手痛い敗戦により、レアル・マドリーは4位に低迷し、早くも首位を走るバルセロナに勝ち点6差をつけられている。モウリーニョは今後の試合に向け、チームを立て直すとともに、規律面と守備面の問題に対処する方法を見いださなければならない。
一方、アトレティコはこの感情のこもった勝利の勢いを生かし、本格的な優勝争いに挑む構えだ。ロメロが最終ラインに定着し、持ち味の激しさをもたらしていることで、ホームチームは今季残りの戦いに向けて明確なフィジカル面のメッセージを示した。
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