前季終了時の時点で、マンチェスター・ユナイテッドとトッテナムによるオールド・トラッフォードでの一戦が、まだプレミアリーグ第6節にすぎないにもかかわらず、両指揮官ミケアル・キャリックとロベルト・デ・ゼルビの将来、そしてレッド・デビルズとスパーズの今季プロジェクトの行方を早くも左右する決定的な一戦になると、いったい誰が想像しただろうか。とりわけ前季を踏まえればなおさらだ。というのも、イングランド人指揮官とイタリア人指揮官はシーズン途中の就任ながら、ルベン・アモリム、そしてトーマス・フランク=イゴール・トゥドールのコンビが残したつまずきを立て直し、前者は長い不在を経てのチャンピオンズリーグ出場権獲得、後者は一時は望み薄となっていた残留を成し遂げたからだ。
Getty/GOALキャリックは危機的状況、コンテに注目
ホームのマンチェスター・ユナイテッドは12位で、5試合で1勝2分け2敗。キャリックはアウェーでのフラム戦、エヴァートン戦の引き分け、そして首位ですでに勝ち点10差をつけているシティとのダービーでのホーム敗戦を経て、この試合に臨む。得点は少なく失点は多い。8得点8失点で、とりわけ気分に左右されるムラのあるチームだ。今季ここまでで勝てたのはイプスウィッチ戦だけ。指揮官にとってはあまりにも物足りず、すでに厳しい立場に置かれており、アントニオ・コンテの影がユナイテッドに迫っている。The Telegraphのインタビューでもそう予見されていた。もしスパーズ戦でも結果が出なければ、デ・ゼルビは同胞にひとつの助け舟を出すことになるかもしれない。とりわけ、チャンピオンズリーグとプレミアリーグをまたぐ過酷なアウェー連戦、アトレティコ・マドリー、リーズ、コモとの試合を控えているだけに、なおさらだ。
デ・ゼルビの惨事
ロベルト・デ・ゼルビについても同じことが、さらに極端な形で当てはまる。ウェストハムを犠牲にした苦しい残留の後、夏にトッテナムは目のくらむような補強を進め、3億を超える資金を投じて、トナーリ、ファン・ヘッケ、マルムシュ、サヴィオといった選手を獲得した。マルセイユ前監督である指揮官とチームにとって、ここまでシーズン前半は悲惨なものとなっている。エヴァートン戦とノッティンガム・フォレスト戦で0-0の引き分けが2試合、さらに3敗で、得点はわずか2、失点は8だ。文句なしの最下位で、もしユナイテッド戦でも悪い結果に終われば、夏に成し遂げたことを踏まえればなおさら、衝撃的な解任が現実味を帯びる可能性がある。今後4試合でトッテナムはコヴェントリー、ダービーのチェルシー、クリスタル・パレス、リーズと対戦する。
容赦ないスタッツ
マンチェスター・ユナイテッドにとっては、代表ウィーク中に同じ街のもう一つのクラブの出来事へ新聞の見出しが集中し、1989-90シーズン以降、リーグ戦最初の5試合を終えた時点では並んで最悪となる今季のスタートが目立たずに済んだことは好都合だったはずだ。リーグ戦での2敗はいずれもオールド・トラッフォードで喫したもので、ユナイテッドはキャリック体制でそれ以前の11試合のうち10試合に勝っていた。それだけに今回は、2024年12月以来初めてホーム3連敗を喫する危険がある。一方、2026年のトッテナムは、プレミアリーグに継続して所属しているどのチームよりも少ない勝ち点(18)しか積み上げておらず、クラブ史上4度目となるリーグ開幕6試合未勝利でシーズンをスタートする可能性がある。プレミアリーグ史上、ユナイテッド相手のアウェー初戦2試合を連勝した5人目の監督になることを目指すロベルト・デ・ゼルビにとって、少なくとも直近のトッテナムのリーグ戦4勝のうち3勝がアウェーで挙げたものだというデータは支えになるかもしれないが、慰めとしてはささやかなものだ。
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