Getty Images Sport慣れ親しんだ環境から一歩踏み出す
ムーアは今夏、ケルンへの加入を選んだ理由を明かし、慣れ親しんだイングランドのサッカーから離れ、意図的に新たな挑戦を求めたと認めた。プレミアリーグやチャンピオンシップに残る選択肢も複数あったが、国外への移籍こそがプロとしての成長を加速させる最善の道だと考えたという。最近までスコットランドの強豪レンジャーズに在籍していた10代のFWは、ドイツですでに先発の座をつかみ、ケルンの直近のリーグ戦3試合に出場している。
ムーアは移籍を決めた経緯について、欧州のトップレベルで自分の力を試したかったと強調した。「イングランドに残る選択肢もあったし、もう少し居心地のいい場所にとどまることもできたかもしれない。でも、話し合いを経て、最終的には自分がチームを選ぶことになった。居心地のいい環境から少し離れ、大きなリーグ、欧州5大リーグの一つで自分を試したかった」と、同FWはBBCラジオ5に語った。
Getty Images Sportベリンガムを手本に
ムーアの移籍は、技術を磨くためにドイツへ渡る若きイングランド人選手が増えている流れの一つだ。その道を切り開いた代表例がジュード・ベリンガムとジェイドン・サンチョである。両選手はそれぞれボルシア・ドルトムントでの在籍期間に世界的なスターへと成長した。ムーアも、彼らの成功例が自身の決断に大きな影響を与えたと認めている。ムーアはブンデスリーガを、若手を真に信頼するリーグと捉えており、意欲的なアタッカーがトップチームでのプレーへ移行するには理想的な環境だと考えている。
「これまで何年もの間、本当に多くの若手選手がここへ来るのを見てきた。ジュード・ベリンガムやサンチョのような世界的な選手が大いに活躍した、実に素晴らしい例もある」とムーアは明かした。
即座のインパクトとクラブからの信頼
ドイツに到着して以来、ムーアは早くも存在感を示し、ケルンのリーグ戦直近3試合で先発している。この10代の選手は、コーチングスタッフが当初から示してくれた信頼が、チームになじむうえで大きな助けになったと語った。加入して間もない段階で信頼を寄せられたことに感謝しており、そのおかげでリーグの戦術面とフィジカル面の要求に適応することに集中できているという。
ムーアはドイツのサッカーが激しいことを覚悟していたが、実際にプレーして、その選択が正しかったと実感している。トッテナムから期限付き移籍中のムーアは、「話をしていたとき、みんなが、この種のサッカーを経験することは僕にとって本当にいい経験になると思うと言っていた。すごく激しいし、リーグには素晴らしいチームもある。だから僕にとっては、迷う余地のない選択だった」と付け加えた。
AFPトッテナムのレジェンドとの再会
今後のムーアの期限付き移籍期間で、特に待ち望まれる瞬間の一つが、かつてトッテナムの象徴的存在だったハリー・ケインとの対戦だ。ケルンは来月、バイエルン・ミュンヘンとの試合を控えており、ムーアはかつての師と同じピッチに立つ機会を楽しみにしている。アントニオ・コンテ監督の下でイングランド代表主将のケインと練習した日々を振り返り、その決定力はそれまで見たことがないほどのものだったと語った。
ムーアは対戦だけでなく、アリアンツ・アレーナでの一戦から特別な記念品を持ち帰りたいとも考えている。「あのユニフォームを手に入れられるよう、全力を尽くすよ」と明かした。
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