ミラン、前半の混乱で崩れる
イタリアのクラブ、ミランは立ち上がりにコニ・デ・ウィンターがハンドでPKを与え、ボーンマスに先制点を献上した。ジャスティン・クライファートがこれを決めた。28分にはCKの場面でGKマイク・メニャンがタイラー・アダムスの顔を突き飛ばし、事態はさらに悪化した。
VARによる確認の結果、ヴァシリス・フォティアス主審はフランス人GKにレッドカードを提示し、2度目のPKを与えた。マーカス・タヴァーニアーはこれを難なく決めた。メニャンは激しく抗議した末、しぶしぶピッチを去り、控えGKロレンツォ・トリアーニを投入するため、オマリ・ハッチンソンが交代することになった。タッチライン際が混乱するなか、激怒したアモリム監督は、フィールドプレーヤーを正式に交代させる前にトリアーニを送り出そうとした。
『デイリー・メール』によると、2点を追って前半を終えたアモリム監督は、怒りをあらわにしながらタッチライン際で審判団を待ち受けた。しかし、怒りをぶつけそうに見えたものの、審判団が近づくと口をつぐみ、足早にトンネルへ引き揚げたという。
その後、アミーヌ・アドリが終盤にFKをカーブをかけて決め、ボーンマスが3-0の大勝を確定させた。ミランにとっては散々な夜となった。
アモリム監督、序盤のミスに不満
Getty Images試合後、『スカイ・スポルト・イタリア』の取材に応じたアモリム監督は、明らかにいら立った様子で戦術面の崩れについて分析することを拒んだ。「CKでのPKとレッドカードですべてが変わった。だから、試合にならなかった。試合にならなかったんだ」と強調。「最初のPKから立て直す時間もなかった。最後は攻めようとしたが、3点目でさらに難しくなった」と続けた。
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ミランの指揮官は、選手の入れ替えが敗因との見方を退け、個々のミスに原因があるとした。「試合にならなかった。リズムやザルツブルクの問題ではない。試合にならなかったんだ。チームは違うが、あのCKでPKを与えてはならないし、あの状況で退場になってはならない」と付け加えた。
アモリム監督は退場によってチームにかかった大きな身体的負担も嘆いた。「その通りだ。ああいうことをしてはならない。11人をピッチに残さなければならないし、もっと経験のある選手もいる。だが、今は回復して次の試合に備える必要がある。1人少なければ多く走らなければならず、あの状況では適切なタイミングでプレスをかけようとしなければならない。だから今夜は、あらゆる面でマイナスだった」と語った。
ポルトガル人指揮官に高まる重圧
この敗戦でミランはヨーロッパリーグの24位に低迷。欧州での最初の3試合で2敗を喫し、プレーオフ進出圏の最後の順位にとどまっている。10人になってからも3バックを維持したアモリム監督は、自身の戦術的な判断を擁護した。「選手たちはこの守り方を知っている。先ほども言ったように、最後の数分は攻めようとし、試合中盤にはそれほど多くのリスクを冒さないようにした」と説明。「選手たちを最もやりやすい位置に置き、交代で試合を変えようとしている」と述べた。
批判が高まるなか、就任から100日を迎えたことについて問われたアモリム監督は、状況を踏まえて見るべきだと訴えた。「これも道のりの一部だ。ミランの歴史を見れば、我々は異なる地点にいる。ファビオ・カペッロはミランの歴史について話しているし、それは理解できる。だが、我々は現実的にならなければならない。選手たちが戦い、何かをしようとし、互いに助け合おうとした姿勢は評価している。だから、こうした瞬間から学び、これがサッカーなのだと認識しなければならない」と語った。
また、メニャンの規律を欠いた行為については、まだ本人と話していないことを認めた。「いや、時間がなかった。今はウディネーゼとの次の試合に備えるため、ミラノへ戻らなければならない。戻ってから話す」と締めくくった。
ウディネーゼ戦での立て直しへ
Getty ImagesミランはセリエAでウディネーゼとの対戦を控えており、アモリム監督は国内での戦いに向けて、早急にチームの意識を切り替えなければならない。現在リーグ4位につけているものの、先日のアタランタ戦では3-2で辛勝するなか、守備の脆さを見せた。
欧州での戦いが振るわないなか、国内で安定した結果を残すことが何より重要だ。欧州での悪夢が国内での勢いを損なうのを防ぐため、アモリム監督はチームの規律面の問題を解決し、失点の多い守備を立て直す必要がある。

