『シュポルト・ビルト』によると、チーム内で「仲たがい」が起きているわけではないものの、「壊れたロッカールーム」と評される状態にあるという。競技面での失望が重なり、選手たちがチーム内で集まることはほとんどなくなった。それぞれが自分のことにかかりきりになり、いくつかの小グループができているという。
「チームは崩壊しつつある」と『シュポルト・ビルト』は記し、負傷中の板倉滉、橋岡大樹、宇野禅斗、町野修斗ら、「もともと言葉の面で周囲とのつながりが弱い日本人選手たち」を、そうしたグループの一つに挙げている。一方、「経験豊富な一部の主力選手」は、チームメイトにブンデスリーガでプレーするだけの力があるのかさえ疑っているという。
これに関連して、例えば主将のティム・クラインディーンストは9月初め、SVエルフェアスベルクに3-4で敗れた後、ボルシアMGの若手選手たちを名指しで厳しく批判し、注目を集めていた。
ティム・クラインディーンストの発言はボルシアMGのロッカールームの分裂につながったのか?
「集中力が90分間続くよう、早急に高めなければならない。原因は分からないけど、TikTokを見る時間を減らすとか、何でもいい。彼らが何をするかは、正直どうでもいい」と『ZDF』で語った。さらに『DAZN 』では怒りをあらわにした。「ここで3-1とリードし、すべてを掌握していたのに、その後何が起きたのか分からない。どこかで停電でも起きたのか、それとも一部の選手の頭の中で何が起きたのか」
大量失点は先発メンバーに若手が多いことも関係しているのかと問われると、クラインディーンストは「彼らがミスをするのは普通のことだ。でも、2回目、3回目、4回目ともなれば、どこかで止めなければならない。試合の中でも少しは学ばないといけない。それができていなかった」と答えた。
この公の場での叱責が、実際にチーム内の分裂につながったと『シュポルト・ビルト』は今回報じている。競技面でも、31歳のストライカーは苦境にあるボルシアMGを再び助けることができない。クラインディーンストは重い膝の負傷で前シーズンのほぼ全期間を欠場した後、先週、筋繊維断裂を負い、当面の間離脱する。さらに第3節のSCフライブルク戦で0-5と大敗した際には、2枚目のイエローカードを受けて退場している。
Getty ImagesボルシアMGには現在、負傷者が何人いるのか?
『シュポルト・ビルト』によると、ボルシアMGは夏、財政的な制約もあって、ロッコ・ライツ、ニコ・エルヴェディ、ハリス・タバコヴィッチ、ヤニック・エンゲルハルトという前シーズンのチームを率いる中核のほぼ全員を失い、指導的な役割を担う選手が不足している。
副主将のケヴィン・ディクス(30)とフィリップ・ザンダー(28)、GKモリッツ・ニコラス(29)はその穴を埋めようと努め、先週日曜日のホッフェンハイム戦で1-2と敗れた際も、ハーフタイムにチームを奮い立たせようとしたという。しかし、敗戦後は彼らも無言でその場を去ったとされる。
夏に実績ある選手たちが数多く去った穴をいまだに埋められていないのは、リーダー役を担いうる選手や戦力を高めるはずの選手たちが、現在、長期にわたるものも含めて離脱しているためでもある。例えばイェンス・カストロップは夏に肩に重傷を負い、最近になってようやく練習に部分的に復帰した。その復帰が待ち望まれているが、1月に韓国代表としてアジアカップに出場すれば、再び5試合を欠場する可能性がある。
新加入のエンツォ・レオポルトが近いうちに復帰する見通しは、現時点では立っていない。中央でプレーするこのMFはカップ戦1回戦で前十字靱帯を断裂した。ニコラス・キューンも、ここまでボルシアMGでの出場は1試合にとどまる。コモから期限付き移籍で加入した注目選手は、9月初めのエルフェアスベルク戦でのデビュー時に筋束断裂を負い、以降離脱している。板倉も同じ負傷を抱えている。レギュラーのDFヤン・レシュチンスキは半月板を断裂し、数カ月間離脱するとみられる。フランク・オノラとイサーク・リドベリも筋肉系の負傷に苦しんでいる。
これほど多くの負傷者を抱えるボルシアMGは、今週金曜日、ブンデスリーガ史上最悪のシーズンスタートを喫する恐れがある。開幕から7連敗を喫したクラブは、これまで一つもない。VfBシュトゥットガルトに敗れても、まだ処分が下されることはないという。『シュポルト・ビルト』によれば、ルーヴェン・シュレーダーらスポーツ部門首脳陣の解任は、当面ないとされている。
Getty Images


