マンチェスター・ユナイテッドのイングランド人FW、JJ・ガブリエルの獲得をめぐり、バルセロナとレアル・マドリードの争いが激化している。16歳の同選手がオールド・トラッフォードを離れる決断を下したためで、将来は2027年1月の冬の移籍市場で決着するとの見方が出ている。ただ、移籍成立に影響しかねない事務手続き上の障害は依然として残っている。
「スカイ・ドイツ」のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、関係各者は来年1月のガブリエル退団成立を目標としている。一方、バイエルン・ミュンヘンやパリ・サンジェルマンといった欧州の強豪クラブも同選手の状況を注視しているが、ドイツのクラブはこれまで正式なオファーを提示していない。
その才能と個人技から「小さなメッシ」と呼ばれるガブリエルには、スペイン2大クラブからの関心が高まっている。報道によれば、レアル・マドリードは移籍をまとめられると楽観的な見方を示しており、バルセロナも若きFW獲得レースの主要な競争相手として残っている。次の行き先について最終的な決断は下されていない。
一方、マンチェスター・ユナイテッドはこの事態の流れを変え、選手を引き留めようとしているが、その可能性は限られているように見える。
英国放送協会「BBC」は、ガブリエルが現在スペインに滞在しており、専属のフィジカルコーチの指導の下でトレーニングを行いながら、サッカー選手としての将来を決めようとしていると報じた。
移籍の主な障害の一つとして浮上しているのが事務手続きだ。EU加盟国のクラブへの加入を容易にするため、選手が欧州のパスポートを取得できるかどうかが検討されている。
金銭面では、「ガーディアン」紙が、選手がイングランド国外のクラブへ移籍した場合、マンチェスター・ユナイテッドが受け取るトレーニング補償金は35万ポンド程度にとどまる可能性があると指摘した。これは移籍市場における同選手の潜在的な価値を大きく下回る額となりうる。



