スペインのラジオ局「ラジオ・エスタディオ」の局長エドゥ・ガルシアが、インテル・マイアミの主将でアルゼンチン人のリオネル・メッシとの間であった愉快なエピソードを明かした。それは、サンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリードのサポーターがメッシに浴びせたチャントについて二人が語り合っていた際のもので、アストゥリアス皇太子スポーツ賞を受賞したこのスターのキャリアの舞台裏を振り返るものだった。
同局長は自身の番組「アクストル・ミン・ワーヒド(1人より多く)」の中で、メッシのサッカー人生と歴史的な数々の功績、さらに慈善活動やメディアとの関係を称えた。これは、ピッチの内外でサッカーにもたらした貢献を評価して同賞を授与されたのと時を同じくするものだった。
メッシがベルナベウでの思い出を振り返る
同局長が語ったところによると、サンティアゴ・ベルナベウで行われたレアル・マドリードとバルセロナのクラシコの一戦で、ラジオ局のスタッフは観客席に紛れて身を隠さざるを得なかったという。当時、ハビエル・テバス会長率いるスペインリーグ機構とラジオ各局との間で、スタジアムへの入場をめぐる対立が起きていたためだ。
試合中、あるアナウンサーのマイクが、レアル・マドリードのサポーターの一人がメッシに向けて放ったチャントを拾った。筆者はそれを、アルゼンチン人スターを標的とした侮辱の一つだと表現した。そのサポーターは「ホルモン」という言葉を叫んだのだが、これはメッシが幼少期に受けたホルモン治療を指したものだった。
同局長はさらに、後にバルセロナでの展示会でメッシと会ったと付け加えた。彼が新しいスパイクの発表を手伝っていた際に、アルゼンチン人の選手がスペインの首都で自分について言われていることの真相を尋ねてきたという。
メッシは彼にこう言った。「正直に教えてくれ、マドリードでは僕について何と言われているんだ?」
同局長は、ベルナベウでレアル・マドリードのサポーターが放ったチャントの出来事を彼に話したと説明した。すると、メッシの反応に驚かされることになる。メッシは大笑いしたのだ。それは、怒るのではなく皮肉で状況を受け流す彼の姿勢を映し出す場面だった。
並外れたキャリアへのふさわしい栄誉
同局長は、功績に満ちたメッシのキャリアに触れ、アルゼンチン代表でのワールドカップ制覇が彼の道のりにおける歴史的な節目となったと指摘した。さらに、年を追うごとにより一層際立つようになった慈善活動への貢献にも言及した。
また、物静かで多くを語らず、サッカーを通じて自己を表現することを好むアルゼンチン人スターの人柄を称賛した。それこそが、彼がメディアに姿を見せる瞬間に特別な注目が集まる理由となっている。



