元マンチェスター・ユナイテッドのスターに大幅減俸のオファー
26歳のウイングには、スペインのヘタフェから今季終了までの短期契約が提示されている。『テレグラフ』によると、提示された条件は週給わずか1万ポンドだという。
元イングランド代表選手にとって、このオファーは驚くほどの減俸を意味する。オールド・トラッフォードでの波乱に満ちた在籍期間中、サンチョは週給25万ポンドを受け取っていたと報じられている。
大幅な収入減にもかかわらず、アタッカーはスペインへの移籍を完全には否定していない。自身の将来について最終決断を下す前に、ヘタフェのホセ・ボルダラス監督と直接話し合うことを望んでいると報じられている。
プレミアリーグで相次いだ苦戦
Getty Imagesサンチョが現在置かれている苦境の背景には、2021年にボルシア・ドルトムントから7300万ポンドで移籍して以降の、イングランドでの不振がある。マンチェスター・ユナイテッドでは高額な移籍金に見合う活躍を見せられず、プレミアリーグでの最初の2シーズンは攻撃面で期待を下回る結果に終わった。
ドルトムントへの期限付き復帰でもキャリアを持続的に立て直すことはできず、その後も他クラブへの期限付き移籍で結果を残せなかった。2024-25シーズンのチェルシーへの期限付き移籍も不本意な結末を迎え、チェルシーは2500万ポンドでの買い取り義務を履行せず、500万ポンドの違約金を支払うことを選んだ。
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直近のシーズンにはアストン・ヴィラがこのウイングの獲得に賭けた。しかし、ミッドランズ地方のクラブは完全移籍に踏み切る意思を示さず、最終的にユナイテッドは今夏、サンチョを放出した。
苦戦するヘタフェで内部対立
サンチョがヘタフェの提案を受け入れれば、緊張した環境に身を置くことになる。スペインのクラブは開幕からの9試合でわずか2勝にとどまり、現在ラ・リーガ15位にいる。
低調なスタートを受け、ボルダラス監督とクラブ会長のアンヘル・トーレス氏の間では、公然とした応酬が起きている。監督は国内戦とカンファレンスリーグを戦うための選手層が不足しているとして、クラブ首脳陣を公然と批判。「だまされたと感じている。毎年約束されてきたことが果たされていないからだ。5月からこのことを警告してきた……。我々には両方を戦うだけの選手層がないと証明された」と述べた。
これに対し、トーレス会長は『カデナSER』を通じて厳しく反論し、監督に辞任を促した。「彼は自分が望んだから契約した。いずれにせよ、辞めるのは自由だ」とトーレス会長は反撃。「私が彼をだましたと言うとは……。30年やってきた私に、だまされたなどと言うには、相当面の皮が厚くなければならない。彼がすべきなのは選手たちを尊重することだ」と語った。
サンチョを待つ重要な話し合い
Getty Imagesサンチョは今、内部が分裂し、苦戦するラ・リーガのクラブへの移籍が、失った自信を取り戻すのに適した環境かどうかを見極めなければならない。ボルダラス監督との重要な話し合いが、スペインでキャリアを再出発させるために大幅減俸を受け入れるかどうかを左右しそうだ。
このウイングがマドリードを本拠地とするクラブへの加入を見送れば、所属先が決まらない状態が続くことになる。近年の苦戦を受け、トップリーグのクラブはサンチョの獲得に慎重なようで、トップレベルのサッカーに戻るための選択肢はますます限られているようだ。

