アモリムによるオールド・トラッフォードの容赦ない刷新
マラシアは2022年に1460万ポンドでマンチェスターに加入し、エリック・テン・ハーグ監督の下で期待を抱かせるデビューシーズンを送った。しかし、深刻な膝の問題で18カ月間戦列を離れ、プレミアリーグで築いた勢いは完全に失われた。
PSVでの6カ月間の期限付き移籍を経て、27歳のオランダ人DFは再出発を期し、2025年のプレシーズンにキャリントンへ戻った。だが、テン・ハーグ監督はアモリム監督に代わっており、新監督はすぐにマラシアをトップチームから外した。
シーズン開幕前から、ユナイテッドはこのサイドバックがチームから離れて練習すると発表した。ポルトガル人指揮官による容赦ない整理の一環として、マーカス・ラッシュフォード、アントニー、アレハンドロ・ガルナチョ、ジェイドン・サンチョといった実績ある選手たちと同じグループに入れられた。
キャリントンでの隔離、その理由を知らされなかったマラシア
Getty ImagesマラシアはBBCスポーツに対し、突然トップチームから外された理由を今もまったく知らないと認めた。クラブに隔離を正当化する口実を与えまいと、反発することなくプロとしての姿勢を貫いた。
「なぜそうなったのか分かりません。ルベンの判断なのか、もっと上の人の判断なのか、それとも別の理由なのかも分かりません。でも、それについて何か言うことはせず、ただ練習を続け、自分のやるべきことをやりました。5人のグループで練習するのがつらい時もありましたけどね」と説明した。「そのうちマーカス、ガルナチョ、さらにはアントニーも去りました。そして僕だけが残り、セカンドチームやU-18チーム、さらにはそれ以下の年代のチームと練習しました。きついですよ。精神的にきついです。
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「『もう練習には行かない』と言うこともできました。でも、それでは自分のためにならないと思いました。そうすれば、クラブに『だから彼はあの選手たちと一緒に、あるいは一人で練習しているんだ』と言う理由を与えてしまいます。だから、黙って練習を続けました。
「ケガから復帰して以来、ずっとプレーできる状態を保っていました。でも、人々はそれを知らず、『なぜ彼は試合に出ていないんだ?』と思っていたんです」
移籍が認められず、キャリックが説明
アモリム監督は11月下旬、短期間ながらマラシアを試合のメンバーに戻したが、その後、新年に入って退任した。続いてマイケル・キャリックが暫定監督に就任。マラシアは1月の移籍を求めたものの、チーム内で負傷者が相次いでいたため、最終的に認められなかった。
「マイケルが来た時、しっかり話ができました」とマラシアは明かした。「もちろん、僕は移籍したかった。でも、その後に何人かがケガをして、チームの人数の問題で移籍できなくなりました。それを受け入れるのは難しかったです。『試合には出られないのに、移籍も認められない。なら、ここに残る意味は何なんだ』と思いました。それから彼が説明してくれました。
「結局のところ、誰もが自分のためにそこにいます。僕もまずは自分のため、もちろんチームのためでもあります。でも監督も自分のためにそこにいる。自分の職を守るか、仕事をきちんとこなす必要があるんです」
波乱に満ちた終わり方となったものの、恨みはないという。「それでも、後悔は何もありません。最初のシーズンは素晴らしい時間を過ごしましたし、そこで働いていた人たちも、出会った選手たちも素晴らしかった。だから、在籍した時間を本当に楽しみました」
メジャーリーグ・サッカーでの再出発
IMAGO3月5日のニューカッスル戦でようやく短時間の出場を果たし、5月24日のブライトン戦でオールド・トラッフォードのファンに別れを告げたマラシアは、プレミアリーグでの歩みに正式に幕を下ろした。現在はメジャーリーグ・サッカーのFCシンシナティでプレーしている。
欧州の注目の舞台を離れたオランダ人DFは、アメリカでキャリアを立て直し、継続して試合に出場することを目指す。長年にわたるケガによる挫折と舞台裏での混乱を経て、まずはプレーできる状態にあることを証明し、マンチェスターへの移籍につながったかつての調子を取り戻すことに集中する。

