フリックの信頼と、トップでの出場時間という衝撃
RFEFの公式メディアに対し、エスパルトはキャリアのこれほど早い段階でここまで大きな役割を担うことになるとは予想していなかったと明かした。一方で、チャンスが巡ってきた時には、その挑戦に対応する準備はできていると常に感じていたという。「僕はまだとても若いし、バルサでこれだけ多くの時間プレーできるとは思っていなかった。でも、その時が来れば自分にはできると分かっていた」と、この若手は説明した。彼の台頭はサッカー界を驚かせただけでなく、最も身近な人々にも大きな影響を与えている。生涯を通じてカタルーニャの名門を応援してきた家族や友人たちも、突然のスターへの駆け上がりをまだ受け止め切れていないようだ。
このブレークによって生まれた誇りは、プロサッカーの重圧と向き合い続けるこの10代の選手にとって大きな原動力になっている。エスパルトは、自身の成功が周囲にもたらした喜びについてこう語った。「僕の友人や家族はみんな本当にバルサの人間なので、大騒ぎしている。自分の成功をあんなに喜んでくれているのを見ると、とても誇らしい気持ちになる」。こうした地に足のついた影響力は、シウター・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールで指導スタッフの厳しい視線の下、自身の成長を続けながら、バルセロナを支える人々の期待とのバランスを取っていく上で重要なものになりそうだ。
多様性と、ラ・マシアの逸材が遂げた戦術的進化
エスパルトがトップチームの体制に急速に組み込まれた主な理由のひとつは、その際立った戦術的柔軟性にある。現代の監督は複数のゾーンでプレーできる選手を重宝するが、このバルセロナの若手はまさにその条件に合致する存在だ。多くのファンは彼が最終ラインに入る姿を見てきたが、彼のサッカー教育はまったく別のエリアから始まっていた。本人によれば、育成年代の大半を中央のアンカー役として過ごし、カデテB(U-16)時代の戦術的な配置転換がキャリアの流れを完全に変えたという。この適応力こそが、プロの舞台での彼の代名詞となっている。
エスパルトは、自身のポジション遍歴について、MFのピボーテから複数の役割をこなす守備的戦力へと移っていった過程を詳しく説明した。「まず第一に、僕は選手だ」と彼は語った。「これまでずっとピボーテとしてプレーしてきたけど、カデテ2年目に右SBで起用されて、うまくやれた。昇格してからもSBとしてやったし、もしMFが足りなければそこでも起用された。それがかなり評価されて、バルサでは左SBとしてもプレーしたし、インテリオールでもプレーできる……。最初はかなり苦労した。自分ではSBだと思っていたし、もし『6番』で起用されると適応するのが大変だった。でも慣れていくものだ。大事なのはプレーすることだと、ずっと言ってきた」。
この「チーム第一」のメンタリティーによって、ハンジ・フリックはエスパルトを戦術的な万能ツールとして使うことができている。チームに負傷者が出たり疲労がたまったりした時には、守備ラインでも中盤でも空いた穴を埋める存在となっている。左サイドからオーバーラップする時でも、アンカー役で守備の安定をもたらす時でも、ラ・マシア育ちらしいボール扱いの落ち着きは明らかだ。与えられたあらゆる役割を受け入れることで、エスパルトはトップチーム内で欠かせない存在であり続けている。技術的な能力に加え、高いサッカーIQと実戦の中で学ぶ姿勢を備えていることを示している。
国際舞台への野心と、スペイン代表への夢
現在はスペインU-21代表の重要な一員であるエスパルトは、十分に理解している
現在の立場と将来の目標を振り返りながら、エスパルトは国際舞台の頂点へ到達したいという野心を隠さなかった。「A代表に入れたら信じられないことだと思う。そこには最高の選手たちがいる。小さい頃から夢見るようなことだ」と認めた。A代表の魅力がある一方で、現在の代表活動にも強く打ち込んでいる。「U-21には素晴らしいチームがあるし、非常に質の高い選手がそろっている。ピッチ外でもみんなとても仲がいい。代表と一緒にいる時間はずっと楽しかったし、誇りの源でもある。とても幸せだ」と付け加えた。クラブと代表の両方で活躍を続ける中、幼い頃からの夢が現実になるのは時間の問題に見える。





