15日のヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第2節、レアル・ソシエダはアウェーでのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)戦を1-1のドローで終えた。日本代表MF久保建英は6試合連続でベンチスタートとなり、67分から出場を果たしている。
ベルギーのサン=ジルに拠を構えるユニオンと対戦するソシエダ。とはいえ、ユニオンの本拠地スタッド・ジョゼフ・マリアンはUEFAの基準を満たしていないために欧州大会では使用できず、この試合はそこから30キロ離れたスタジアム、デン・ドレーフで開催されている(※ジョゼフ・マリアンは1926年建造のメインスタンド正面がベルギーの保護文化財に指定されており、UEFAの近代化基準に合わせたスタンドの改修や増築工事ができない)。
ソシエダのマタラッツォ監督は久保を6試合連続でベンチスタートに。MFには右からオチエン、ゴロチャテギ、ヤンヘル・エレーラ、ゲデスを並べて、前線にはスチッチ、オヤルサバルを配している。
前半、ソシエダはユニオンの攻撃に脅かされることはほぼなかったが、自分たちのチャンスをつくることもできなかった。ユニオンの果敢なハイプレス戦術を前にうまく攻めの形をつくれず、枠内シュートを1本も打つことができないままスコアレスで試合を折り返している。
マタラッツォ監督はハーフタイムにヤンヘル・エレーラをトゥリエンテスに代えたが、この交代策が的中した。46分、GKコフィがセンターバックのヴァン・デ・ペールにパスを送ると、トゥリンエテスが後方からボールを奪取。そのままネットを揺らして、ソシエダが先制に成功した。
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リードを得たマタラッツォ監督は67分に2枚目の交代カードを切り、スチッチを下げて久保を投入。ソシエダではじつに3試合ぶりの出場となった日本人MFは、トップ下に位置している。
その後、試合はユニオンがボールを保持して攻める展開に。その中でトップ下の久保は、ほとんど存在感を発揮できない。たまにボールを持っても、ここ最近と変わらず精彩を欠いてすぐに奪われてしまう(なおユニオンでは元名古屋グランパスのハーフナー・ニッキがプレーしており、日本人同士のマッチアップが実現している)。
78分にオチエン、ゲデスがバレネチェア、パブロ・マリンと交代した後、久保は右サイドにポジションを変えるが、そこでもプレーは変わらない。ドリブルを仕掛けてもこれまでのようなキレがなく、相手に簡単にボールを奪われるか、そうでなければボールがラインを割るよう仕向けるのが関の山だった。
そして88分、ユニオンが意地の攻撃を結実させる。左サイドからのフリーキック、スベルディアが頭でクリアし損ねてファーに流れたボールをケイタが枠内に押し込んだ。スコアをタイに戻されたソシエダはアディショナルタイム、久保も絡めた展開からスミスのバックパスによるオウンゴールを誘発しそうになったが、ボールは枠に入る前にかき出された。結局、試合は1-1のまま終了のホイッスルを迎えている。
ソシエダのEL第2節までの成績はこれで1分け1敗に。この日はチーム全体が苦戦していたが、とりわけ心配なのが久保の状態だ。レギュラー奪回のためにも、出場できるチャンスは最大限生かしたいところだが、自信もキレも感じられないプレーに終始して試合の流れを変えられず。復活にはまだまだ時間がかかりそうな雰囲気を醸している。





