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mourinhoGetty Images

ダービー敗戦のレアル…モウリーニョが歴史的な審判批判「主審は哀れな男。彼を指名した人々を祝福する」「ラ・リーガの審判は普通ではない」

19日のラ・リーガ第7節、レアル・マドリーは敵地メトロポリターノでのアトレティコ・マドリー戦を1-2で落とした。ジョゼ・モウリーニョ監督は試合後、審判への怒りを爆発させている。

レアル・マドリーは0-0で迎えた53分、DFディーン・ハウセンがペナルティーエリア内でMFジュリアーノ・シメオネを倒して、一発レッドで退場に。このPKをDFグリマルドに決められて先制を許すと、59分にはFWジョナサン・デイヴィッドに追加点を奪われた。89分にはDFアントニオ・リュディガーが1点を返すも、1点ビハインドで試合終了を迎えている。

ただ、この試合の前半には疑惑の判定も。FWイ・ガンイン、DFクティ・ロメロがそれぞれMFフェデ・バルベルデ、MFジュード・ベリンガムに見舞ったタックルが、どちらもレッドカードに値したとも指摘されている。

そして試合後会見に出席したモウリーニョ監督は、オルティス・アリアス主審への怒りを爆発させている。スペイン『アス』電子版が「歴史的な批判」と伝えるほどの強い剣幕でまくし立てた。

「あの二つのファウルについて? ああ、記者会見などやらなくてもよかった。試合の顛末はすべてそこにあるのだから(バエナとイ・ガンインのタックルの写真が印刷された紙を見せる)。2つの明確なレッドカードがあり、その後1人少なくなってから多くの困難に苦しめられた。11人対10人になった後に私たちが抱えた困難を思えば、50分間を9人対11人で戦っていたら、どうなっていたか想像できるだろう。だから私にできるのは、すべてを出し尽くしてくれた選手たちを抱きしめることだけだ。彼らは気品と意思の強さに満ちた素晴らしい前半を戦った。後半に試合を勝ち切ることだって十分に可能だったろう」

「勝ち点を得たアトレティコの人々が喜んでいるのは当然だが、それ以上に喜んでいるのは審判を指名した人々だろう。すべてが本当に奇妙だった。まず第一に、(審判の指名は)通常ならば24時間前に発表されると聞いていたが、試合の1週間前にはすでに誰が主審を務めるか分かっていた。1週間前にはもう主審が誰か判明していたんだ。その上、41歳で国際審判員ではない主審にこの試合を裁かせた……。偉大なレフェリーだから選ばれたわけではないだろう」

「その哀れな審判はプレッシャーに耐えきれなかった。私が『80年代のプレッシャー』と呼んでいるような、今日ではほとんど見られない類のプレッシャーに。そしてVAR担当のトゥルヒージョだ。彼は1枚目のレッドカードでは主審を呼び出したが、1枚目よりもさらに明らかだった2枚目では呼び出すことすらしなかったと思う」

「トゥルヒージョはVARとして、マドリーの試合においてじつに豊かな歴史を持っている。遠い過去の話でもない。昨季のコパでのラ・レアル戦、オサスナ戦、ジローナ戦……。じつに多くの歴史を持ったVARであり、またあの哀れな主審については、ダービーを裁くような経験も器もない人物だったと言える……。だが、このVARの男にプレッシャーはない。なぜなら、ラス・ロサス(※スペインサッカー連盟本部/VARルーム)にプレッシャーなど存在しないからだ。いや、プレッシャーはあるが、私たちが知らないだけなのだろうか?」

「私はここから何も言わず立ち去りたかった……。当然、勝利して立ち去りたかったが、負けたとしても、何も語らずにここを去りたかった。私がここに来て3カ月となるが、私がこういう方向性(判定への言及)をあまり好まないことは、君たちもすでに理解してくれていると思う」

「エルチェ戦でも2枚レッドカードが出されるべきだったが……そのときには勝った。だが今日の2つのレッドカードは……。ちっぽけな試合しか裁いたことのない哀れな主審と、大いなる歴史を持つVARの担当というこの組み合わせ……審判を指名した人々には、おめでとうと言っておこう」

ディーンの退場場面について見解を求められると、こう返した。

「ハウセンの退場については、白状するとまだ見ていない。VARでは見ていない……いや失礼!  VARではなくiPadでね。まだ見ていないんだ。私のいた場所からは遠すぎて、どうだったかは分からない。私には分からないよ。ロッカールームでは、ファウルはペナルティーエリアの外で始まったという指摘があった。もしそうならば退場はあっても、スコアは0-0のままであるべきだ」

「だが、これらはすべて後半の話だ。私たちが問題にしているのは、9人対11人になるべきだった“前半のダービー”についてなのだよ。後半は11人対10人になり、いかに困難を極めたかは見ての通りだ。選手たちは戦い抜くために、持てるすべての力を出し尽くさなければならなかった。それが(アトレティコ選手たちの退場で)9人対11人だったら、どうなっていたか想像してみてほしい……。フットボールに奇跡はない。9人対11人……どういう結末を迎えていたかは、容易に想像がつくはずだ」

「とにかく、正直に言ってディーンのあのプレーは見ていない。今のところはね」

今季2敗目を喫したマドリーは、ラ・リーガ全勝を貫く首位バルセロナに勝ち点6差をつけられている。

「当然のことながら、私たちは1位になりたいのであって、2位、3位、4位、5位になりたいわけではない。今ある以上の勝ち点を手にしたいと思っている。当然だ。当たり前だろう。通常の状況であれば、重要なのはどう始まるかではなく、どう終わるかなんだが……。通常の状況であればね……」

「今はまだ9月末であり、多くの試合が残されている。しかし……いや、この話にはあまり深入りしたくない。すでに踏み込みすぎたし、これ以上はしたくない」

「だが、ここ数週間で目にしてきたものは……。このスタジアムではオサスナのゴールが取り消されたが、あれは失笑ものだ。サン・セバスティアンでのPKも、バルセロナのPKも笑えるね。アトレティック・クルブ戦での退場見逃しも……。こういった、あらゆるものが積み重なっていくわけだよ」

「私は、かつて自分が去ったラ・リーガとは違うラ・リーガに出会えると思っていた。だが、そうではないと言われていたんだ。私がここを去ったときのラ・リーガと、何ら変わっていない理由を説明されたよ。……しかし、やるしかない。私たちは戦っていく」

「私のチームは良かった。前半は非常に素晴らしく、後半は……もちろんとても、とても、とても難しかった。人数が1人多いチームを相手にボールを保持して、彼らのポゼッションを防ぐのは非常に困難だ。しかし選手たちは誇りを見せた。その意思の強さには心を打たれたよ」

「良いフィーリングがあった。選手たちに失望など感じるものか。彼らを責める理由が何一つないというのは、私にとって素晴らしいフィーリングだ。結果というネガティブな要素の中にで、ポジティブなフィーリングがあったんだよ」

「我々を放っておいてくれれば、そっとしておいてくれれば、そして他のみんなと同じ平等な条件で競わせてくれるのであれば、先はまだまだ長い……まだまだこれからだ。これが仕組まれたことだ、とまで踏み込んで言うつもりはない。いや……いや……そうは思いたくない……そんな風には考えたくないのだ。

先に語った「私がここを去ったときのラ・リーガと、何ら変わっていない理由を説明されたよ」は、クラブから説明を受けたと推測されるが、実際にラ・リーガで審判操作のようなことが存在するとして、マドリーが優勝できる可能性はあるのだろうか。

「監督や選手が間違えるように、単に彼らが間違えただけなのだと思いたい。審判を指名する人々が間違えたのだと思いたい」

「哀れな人々だ。彼らは過ちを犯し、こうした試合を一度も経験したことのない41歳の男と、レアル・マドリーに対して失笑ものの歴史を持つもう一人の男を送り込んだのだから。彼らは間違えた。ただ、それだけのことだ」

バルセロナの審判買収疑惑“ネグレイラ事件”には言及することを避けてきたモウリーニョ監督。今回の会見で、「ラ・リーガは今なお“ネグレイラ事件”に汚染されているのか?』と問われると、自クラブの広報に質問をしている。

「ネグレイラはもういないんだろ?  それとも、まだいるのか? ……いないんだな?  ああ、彼がいないのであれば、ネグレイラによって汚されているわけではなというわけだ。もういないのならね……」

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