リヴァプール本拠地アンフィールドに乗り込んだマンチェスター・シティサポーターは、現在クラブを取り巻く環境を楽しんでいたようだ。
2009年~2018年の間に少なくとも115件の財務違反疑惑があったとされ、プレミアリーグに告発されたマンチェスター・C。クラブ側は現在も潔白を主張しているが、数年間に及ぶ審理の結果、独立委員会が9シーズンにわたって収益を総額8億3000万ポンド(約1718億円)水増ししていたことを指摘しつつ、重大な違反に関連するすべての容疑で有罪認定したことを発表した。
そして有罪認定された後の最初の試合で、マンチェスター・Cはリヴァプールと対戦。敵地では「Cheats(不正)」などのバナーが掲げられ、選手たちがボールを持つたびに強烈なブーイングも発生したが、後半に一気に3ゴールを奪って3-0と快勝。開幕6連勝を達成している。
そんな一戦だが、マンチェスター・Cのサポーターはスタンドにバナナを模したバルーンを持ち込んでいた。『The Athletic』によると、これは2部リーグ時代の1987-88シーズンから続く「お決まり」の光景であるとのこと。当時在籍していたFWイムレ・ヴァラディという選手をあるファンが「イムレ・バナナ」と呼んだことがきっかけとなり、次の試合で別のファンがバナナを模したバルーンを持参、80年代や90年代を通じてサポーター間で定着したという。同メディアは、以下のように指摘した。
「2部、あるいはそれ以下のリーグへの再降格の可能性が取り沙汰される中、遠征してきたシティのファンは、明らかにこの状況を楽しもうとしているようだ」
さらに試合中にも、マンチェスター・Cのサポーターは「You cheating b*****ds, we know what we are(お前たちは不正野郎、自分たちが何者かは分かっている)」とリヴァプールファンが歌うチャントに自ら参加。“自虐”的な振る舞いを見せ、「当分の間、チームが担うことになった悪役という役割をあえて受け入れている」と指摘されている。





