元イングランド代表MFポール・スコールズ氏は、ジュード・ベリンガムを大絶賛した。
2020年に移籍したドルトムントで10代にして大活躍したベリンガム。これを受け、ヨーロッパのビッグクラブが争奪戦を繰り広げる中、今夏の移籍市場で1億ユーロ（約157億円）を超える移籍金でレアル・マドリーに加入した。さらに、ここまでの公式戦10試合で10ゴール3アシストを記録するなど、新天地でもすでに手の付けられない存在になっている。
20歳にしてイングランド代表でも主力を務めるベリンガムについて、スコールズ氏は『TNT Sports』で「この年齢やここまでのキャリアで成し遂げてきたものに関して言えば、ジュード・ベリンガムは私たちが目にしてきたどの選手よりも優れていると思う」と話し、賛辞を続けた。
「彼はバーミンガムでキャリアを始め、総合的に判断すると彼にとって適切な移籍であったボルシア・ドルトムントに行くことを選んだ。これは彼にとって本当に勇気のある移籍だったが、彼はとても大きな才能とともに気持ちのある選手で、何事も彼を心配させることはなかった。そして今、彼は世界最大のクラブの1つであるレアル・マドリーにいて、まるでバーミンガムでプレーしているかのようにここでのキャリアをスタートさせた。彼はとても際立っている」
「彼を他の選手と比べることはできない。現時点で彼はただ彼自身のプレースタイルで目立っている。今の状態を維持できれば、彼は間違いなくバロンドールを意識すると思う。彼の欠点を見つけようとしても、彼は悪い男でもないし、脱線しそうにもない。彼はとても賢く、最高の家族も付いている。彼に弱点はない」
「彼なら彼自身が望むところまで行けるだろうし、すでに長い道のりを歩んできた。レアル・マドリーにいて、ラ・リーガやチャンピオンズリーグを制することもできる。これが彼の目標であり、彼は今歴史的に大きなものを勝ち取ってきたクラブにいる。彼がこれからの10年間で最高の選手の1人になれない理由を見つけることはできない」