27日にUEFAネーションズリーグ・グループD第2節、アウェーでのノルウェー戦に臨み、2-1の勝利を飾ったポルトガル代表だが、そこでは歴史的な出来事が生じていた。同チームのFWクリスティアーノ・ロナウド(41)が、6678日ぶりに“ベンチ入りも出場機会なし”を経験したのだった。
ポルトガル代表の絶対的エースとして君臨してきたC・ロナウド。24日に行われたホームでのウェールズ戦では先発出場した同選手だが、今回のノルウェー戦ではピッチに立つことなく試合を終えることになった。
C・ロナウドが負傷をしていないもかかわらずプレーしなかったのは、2024年6月の親善試合クロアチア戦以来のこと。公式戦では2008年6月15日のEURO2008予選スイス戦まで遡り、じつに18年ぶりのこととなった。ちなみにそのスイス戦、ポルトガルはすでに本戦出場を決めていたためにC・ロナウドの力を借りる必要がなかった。
このノルウェー戦、C・ロナウドはウォームアップまではしたが、結局起用されずにベンチに戻ることになった。今年7月から代表チームを率いるジョルジェ・ジェズス監督は、C・ロナウドを出場させなかった理由を問われて、次のように語っている。
「残り30分で起用することも考慮していたが、試合がそれを望まなかった。ゴンサロ・ラモスが良いプレーを見せて、ゴールを決めていた。交代させるのは適切ではないと感じた」
「(C・ロナウドを)フィジカル的に休ませる意図はなかった。彼は私が望むならば、90分を通してプレーできるコンディションにあった」
「クリスを出場させるタイミングがなかった。彼ではなく、攻守の均衡と結果を保証できる選手を起用すべきだった」
なおC・ロナウドの闘争心と競争心は、2008年の頃とまったく変わらなかった。ベンチでは真剣な表情でピッチを見つめ、試合終了のホイッスルが吹かれると、サポーターに拍手を送るチームメートの輪に加わることなく、ロッカールームへと続くトンネルに姿を消している。

