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「夢を実現できて幸せだった」FWギャレス・ベイルが33歳で電撃引退…ウェールズ代表主将、レアル・マドリーで5度のCL制覇

ウェールズ代表FWギャレス・ベイルが9日、現役引退を発表した。

サウサンプトンのユースから16歳だった2006年にトップデビューしたベイルは若手時代、爆発的なスピードと驚異的な左足のキックを誇る左サイドバックとして台頭。2007年に加入したトッテナムで左ウイングやトップ下を務めて輝きを増すと、2013年夏にレアル・マドリー入りを果たした。レアル・マドリーでは2018年のチャンピオンズリーグ(CL)決勝リヴァプール戦で見せた伝説的バイシクルシュートなど名場面を残した同大会で5度の優勝を経験したほか、3度のラ・リーガ制覇などを達成した。しかし、晩年は度重なる負傷に悩まされたことでパフォーマンスに一貫性を失うと、昨夏にメジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFCへ移籍していた。

また、16歳でデビューしたウェールズ代表としても通算111試合に出場し、常に母国を牽引。EURO(欧州選手権)の2016年大会でベスト4入りに貢献したほか、64年ぶりのワールドカップ(W杯)出場に導いたカタール大会でも主将としてピッチに立った。

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33歳という年齢で引退を決断したベイルは「慎重に検討し、クラブと代表のサッカーから即時引退することを決めた。大好きなスポーツをプレーする夢を実現できて本当に幸せだった。人生で最高の瞬間を与えてくれた。この17シーズン以上のことは、次の自分の章では再現できないものだ」と口にし、これまでの所属クラブ関係者やファン、そして支えてくれた家族へ感謝のコメントを残した。

「サウサンプトン、トッテナム、レアル・マドリー、ロサンゼルスFC。かつての監督やスタッフ、チームメイト、献身的なファン、代理人、友人と家族、みんなの影響は計り知れないものだった。この旅で僕に関係してくれたすべての人へ、感謝してもしきれない」

「献身的な支えをしてくれた両親と妹、特に成長期にそのような基盤がなければ、僕がこのような声明を出すこともなかっただろう。妻と子供たち、君たちの愛が僕の支えだった。浮き沈みがある中で、僕のそばで、僕の道を支えてくれた。誇りに思ってもらえるように頑張ることができたんだ。だからこそ、次の人生も期待をもって進みたい。新たな冒険に出る時だ

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