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atleticoGetty Images

レアル・マドリー屈辱…ダービーを落として今季2敗目!数的優位のアトレティコがグリマルド&J・デイヴィッド弾で宿敵を葬る

20日のラ・リーガ第7節、アトレティコ・マドリー対レアル・マドリーのマドリーダービーは2-1でアトレティコの勝利に終わった。

世界を代表する勝者のクラブであるレアル・マドリーと、勝利を希求しながらも負けたときにこそ誇りを歌う反逆のクラブであるアトレティコ……スペイン首都の二大クラブが、互いの意地をかけて激突するダービーの今季一戦目である。過去243試合の対戦成績はレアル・マドリーが125勝、アトレティコが60勝、引き分けが58回。一方で両監督の対戦成績になると、モウリーニョ監督3勝、シメオネ監督2勝、引き分け1回と、ほぼ五分になる。

アトレティコの本拠地メトロポリターノは、もちろん今季最大の熱狂でこの一戦を迎えた。自チームには地鳴りのような「ウオーーーー!」というかけ声を送り、日々にわたって憎悪の対象となっているレアル・マドリーに対しては、耳をつんざくような指笛を吹いている。

前半はスタンドの熱狂とギャップをつくるように、チャンスに乏しい、とても手堅いゲームが展開される。その中で優勢だったのは、どちらかと言えばアトレティコだった。

レアル・マドリーはMFにギュレル、ベリンガム、ヴィニシウス、FWにエンバペを置く4-2-3-1を使用したが、やはりヴィニシウスの守備意識が低い。4-4-2のアトレティコはヴィニがカバーに入らないサイドから守備を切り崩して、よりゴールに近づいていく。しかし、その攻撃はアタッキングサードであまり工夫がなく、レアル・マドリーはハウセンが大きな存在感を示しながら致命的な決定機を許すことはなかった。前半は大きなチャンスがないまま、スコアレスで終了する。シメオネ監督はハーフタイムにプビルを下げてコケを投入した(ボランチだったマルコス・ジョレンテがプビルの代わりに右サイドバックに)。

迎えた後半、53分にスコアが動いた。決めたのは、ホームのアトレティコ。ロングフィードからDFラインを抜け出したジュリアーノが、ペナルティーエリア内でハウセンに引っ張られて倒される。オルティス主審はオンフィールドレビューの結果、ハウセンを一発退場としてアトレティコのPKを指示。キッカーのグリマルドが、GKクルトワが守るゴールに冷静にシュートを決め切っている。PKになったプレーの発端を振り返ると、マドリーは左に流れたエンバペとヴィニシウスがボールを奪われた際にしっかりプレスを仕掛けていなかったため、プレーサイドをチェンジしたアトレティコに自由にフィードを蹴らせてしまっていた。この2人の同時起用は、もはや致命的と言えるかもしれない。

モウリーニョ監督は失点直後に交代カードを切り、ヴィニシウス、ギュレルを下げてディオマンデ、リュディガーを投入。だが数的不利の差はやはり埋め切れず、59分に2失点目を喫した。アトレティコは右サイドを突き進んだジュリアーノの折り返しから、ジョナサン・デイヴィッドが3試合連続となるゴールを決めた。

リードを広げたシメオネ監督は61分にジョナサン・デイヴィッドとの交代でフリアン・アルバレスをピッチに入れる。J・アルバレスはアトレティコのサポーターから、レアル・マドリーに対するものと勝るとも劣らぬ量の指笛を浴びせられた。ただサポーターの機嫌はそれだけでは変わらない。11人のアトレティコはその後も優位に試合を進めて、マドリー陣地でボールを繋ぎ続けたが、スタンドから「オーレ!」の大合唱や「跳ばないヤツはマドリディスタ!」「マドリディスタは誰が首都を支配しているかを知れ」のチャントが歌われた。マドリーにとっては、屈辱でしかない光景だった。

モウリーニョ監督は71分にカマヴィンガをチュアメニ、82分に熱くなり過ぎているベリンガムをベルナルド・シウバに代える。その後はマドリーもボールを持って攻める時間が増え、89分にはB・シウバのクロスからリュディガーがヘディングシュートを決めて1点差に詰めよることに成功。しかし「アトレーティ! アトレーティ!」という観客の応援を背に受けるアトレティコがマドリーの決死の猛攻を封じ込め、1点リードのまま試合終了を迎え、ダービーを制している。


試合後のメトロポリターノは、「跳ばないヤツはマドリディスタ!」の大合唱となり、スタンドが物理的にも揺れていた。

2シーズン連続でメトロポリターノでのダービーを落としたレアル・マドリーは、ベティス戦に続いて今季2敗目。全勝を貫く首位バルセロナに早くも勝ち点6差をつけられている。一方のアトレティコはその成績を5勝1分け1敗として、バルセロナと勝ち点5差で2位につけている。

現地取材=相良未来

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