Xavi laportaGetty images

バルセロナ、スペイン紙によれば今夏主力級を3〜4選手獲得…候補はキミッヒ、スビメンディ、D・オルモ、B・シウバ、N・ウィリアムズなど

バルセロナは今夏の移籍市場で、レギュラークラスを3〜4選手獲得する考えという。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じた。

2-4の敗戦を喫した4日のラ・リーガ第34節、ジローナ戦直後、チャビ・エルナンデス監督は「私たちは来季に向けて多くのことを変えなければいけない」「デコと会長とともにプランを立てるときだ。何を望み、何ができるのか見てみようじゃないか」と語っていたが、『ムンド・デポルティボ』によればバルセロナは今夏、レギュラーを3〜4選手入れ替える規模の補強を画策しているとのことだ。……もちろん、そのためには収入面を改善して、サラリーキャップ超過のペナルティーを解消する必要があるようだが(現状では選手を放出しても浮いた額の50〜60%しか補強に使うことができない)。

『ムンド・デポルティボ』曰く、バルセロナが優先して獲得を目指しているのは、MFセルヒオ・ブスケツとFWウスマン・デンベレの放出後、その穴を埋め切れていない中盤の底とウィングの選手の模様。中盤の獲得候補に挙げられるのは、バイエルン・ミュンヘンMFジョシュア・キミッヒとレアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディで、彼ら“トップクラスのアンカー”に並行して今季でベティスとの契約が切れるMFギド・ロドリゲスも引き入れる考えがあるという。

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『ムンド・デポルティボ』はキミッヒに関して、バイエルンとの契約が2025年6月で切れる状況のために、FWロベルト・レヴァンドフスキのように少し安価で獲得できる可能性があると指摘。その一方で、契約解除金が6000万ユーロに設定されているスビメンディについては「彼は昨季、人生のクラブであるソシエダとチャンピオンズリーグに出場するためにラ・レアル残留を選んだ。その目標を達成した今、彼が退団を望んでいるのか、バルサに移籍したいのか、それともプレミアリーグに行きたいのかを見る必要がある」と記している。

またウィングについては、RBライプツィヒFWダニ・オルモやアスレティック・ビルバオFWニコ・ウィリアムズが獲得候補に挙げられている様子。移籍金については前者が6000万ユーロ、後者が5000万ユーロとされている。バルセロナは加えて、ダニ・オルモもプレー可能なインサイドハーフの選手も探しているようで、チャビ・エルナンデス監督が同ポジションで獲得を望んでいるのは、常々報じられてきたマンチェスター・シティMFベルナウド・シウバとのことだ。同選手の移籍金は5800万ユーロと見積もられている。

なお、『ムンド・デポルティボ』は同記事を「私たちが接触した情報源は、獲得のプライオリティーがアンカーとウィングにあると強調する。そのほかの補強は選手の放出次第となっている。しかし、チャビが言っていたように『前線の火薬は不足している』のだ。ここで記した選手たちは得点力もあるが、“キラー(点取り屋)”が4番目の補強になるのかもしれない。レヴァンドフスキがどうなるのか見てみよう」との文章で締めており、アンカー、ウィング、インサイドハーフ、最後にセンターフォワードを獲得する可能性があることを示唆している。

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