ウェストハム、アントニオに新たな契約オファーを提示せず。退団することを正式発表

経験豊富なアタッカーであるミカエル・アントニオは、2024年12月初旬に自動車事故に遭遇。死と隣り合わせの状況を経験した。彼はヘリコプターで病院に搬送され、深刻な脚の骨折に対する手術を受けた。

その後、再びプレーできるかどうか疑問視されていたが、アントニオは2025年CONCACAFゴールドカップでジャマイカ代表としてプレーすることができ、U21のプレシーズンマッチでウェストハムでも2ゴールを決めてクラブレベルでの復帰を果たした。

ただ、その試合がウェストハムでの最後の出場となった。6月に契約が満了し、ウェストハムは10年間在籍していたアントニオに新たな契約条件を提示しないことが明らかになった。

ウェストハムはクラブ公式サイトで次のような声明を発表した。

「ミカエルは常にウェストハム・ユナイテッドファミリーに愛され、尊敬されるメンバーだった。12月以降がそうであったように、クラブは彼の継続的なリハビリテーションをサポートし、支援を続け、必要に応じてトレーニング、施設、医療ケアへのアクセスを提供する。代替的な立場での彼の将来的な関与については対話が続いており、これには他の人々が彼の経験とリーダーシップの資質から恩恵を受けることができる立場も含まれている。そして彼は我々の130年の歴史の中で永遠に特別な場所を占めるだろう」

「ウェストハム・ユナイテッドの全員が、過去10年間にわたってクラレット・アンド・ブルーのシャツで見せた彼の卓越した献身的なサービスに対し、心から感謝したいと思う。彼の素晴らしい貢献に対するさらなる表彰は、今後数日から数週間にわたってクラブチャンネル全体で行われる予定だ」

アントニオはウェストハムで323試合に出場し、83ゴールを記録した。2023年にカンファレンスリーグ優勝に貢献したが、今後はウェストハムで舞台裏に残るか、他の場所で現役生活を続けるかを決断しなければならない。