フランクフルトは今季、オランダ・エールディヴィジのPSVアイントホーフェンから元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェを完全移籍で獲得した。2014年のブラジル・ワールドカップ優勝に貢献した稀代のファンタジスタであるゲッツェは当然、今季のフランクフルトで戦力の中心と目されている。
オリヴァー・グラスナー監督が採用する3-4-2-1システムの中でゲッツェに適正のあるポジションはダブルインサイドハーフの一角。しかし、このポジションにはデンマーク代表歴のあるイェスパー・リンドストロム、そして日本代表の鎌田大地がいる。ふたりは昨季のUEFAヨーロッパリーグ優勝に大貢献しており、ゲッツェの加入によってポジション争いの激化が予測されていた。
そんな中、グラスナー監督はDFBポカール1回戦のマグデブルグ戦で鎌田をボランチで起用し、鎌田はその期待に応えて2ゴールをマークした。当然ブンデスリーガ開幕戦のバイエルン戦でも鎌田のボランチ起用、そしてゲッツェとリンドストロムのインサイドハーフ抜擢で3人を共存させると思われたが、グラスナー監督はバイエルン相手の劣勢を予測してダブルボランチにキャプテンのセバスティアン・ローデとジブリル・ソウを起用。しかし。結果はご存知の通り1-6の完敗で終わったため、レアル・マドリーとのスーパーカップでは果敢な采配で鎌田の起用を選択するかもしれない。
ゲッツェ、リンドストロム、鎌田の共存。それこそが好戦的なフランクフルトが目指す理想の姿だけに、グラスナー監督の采配に期待がかかる。