チェルシーOBがデラップの獲得を批判。別のストライカーを求めていたと主張「ファンが望んだ選手ではない」

チェルシーOBのジョン・オビ・ミケル氏は、クラブがヴィクター・オシムヘンの代わりにリアム・デラップを獲得する決断をしたことにファンが失望していると主張した。

デラップの獲得は、2022-23シーズンにナポリをセリエA制覇に導き、昨シーズンはガラタサライでゴールを量産していたオシムヘンに対する移籍の噂が出ていた中で実現した。そして、デラップは先日のクラブワールドカップ・LAFC戦でチェルシーデビューを果たした。

デラップは今季、イプスウィッチで12ゴールを記録。その後、3000万ポンドの移籍金でチェルシーへと移籍した。以前に在籍していたマンチェスター・シティでの数回の出場を除けば、これが彼にとって初めてトップクラブでの本格的な挑戦となる。一方、現在26歳のオシムヘンは、イタリア、フランス、トルコで成功を収めてきた過去があり、一部のファンからはより信頼できる選択肢として見られていた。

LAFC戦に勝利したなか、『DAZN』の中継内でミケル氏は自身の見解を語った。

「我々には誰かが入ってきて、ゴールを決め、チャンスをものにする必要がある。明らかに、彼（デラップ）はファンが望んだ選手ではない。ファンが誰を望んでいたかは分かっている。ファンはヴィクター・オシムヘンのクラブ加入を望んでいたが、実現しなかった。クラブはデラップを選ぶことを決めた。彼は若く、これから良くなるだろう。うまくいけば、すぐに結果を出して疑問視する人たちを黙らせるはずだ。彼の成功を願っているし、このクラブで成功してほしい。彼にはできると思うよ」

「今日見た動き、ディフェンダーの裏への走りを見て、彼がチャンスをものにできる選手だと思った。しかし、ジャクソンのことも忘れてはならない。私は彼がまだ中心選手になると思っている。フィニッシュに取り組む必要があるだけだ。彼が開幕スタメンになると今でも思っている。シーズン中、もし彼がゴールを決められなければ、デラップにチャンスが来る。健全な競争は本当に重要だ」

デラップはLAFC戦でチェルシーの2点目をアシストし、金曜日のクラブワールドカップ・フラメンゴ戦でエンツォ・マレスカ監督のスターティングイレブンに選ばれるだけのパフォーマンスを見せたことを願っている。