エンバペ、ピッチ外でも注目集まるヤマルを擁護「18歳では誰もが間違いを犯す。我々は彼がピッチで何をするかだけを見れば良い」

レアル・マドリーのキリアン・エンバベが、バルセロナのスターであるラミン・ヤマルに過度な注目をしすぎないよう訴えた。ヤマルは、先月のバロンドール授賞式にて2年連続でコパ・トロフィーを受賞し、21歳以下の最優秀選手に選ばれた。

しかし、スーパースターへの急激な上昇は、メディアからプライベートな問題への注目を受けることを意味している。いくつかのメディアはスペインのスターの恋愛に焦点を当て、一部はウィンガーの恋愛履歴を深く掘り下げている。

さらに、ヤマルは、彼のコンディションを巡ったクラブと代表チームの間での論争に巻き込まれている。この10代の若者は、今月のジョージア代表とブルガリア代表との2026年北中米ワールドカップ(W杯)予選のためにスペイン代表に呼ばれたが、バルセロナの監督ハンジ・フリックの抗議を受けて撤回された。彼はヤマルの代表チームでの扱いについて批判している。

ヤマルは、先月スペイン代表として活動中に鼠蹊部の問題を抱え、バレンシア、ニューカッスル、ヘタフェ、レアル・オビエドに対する勝利を見逃した後、最近ようやく復帰した。

そして、レアル・マドリーのスター選手であるエンバペは、ヤマルを擁護。『Movistar』で放送されるインタビューの中で、ESPN経由でホルヘ・バルダーノにこう語った。

「ラミンがサッカーに対する情熱を持っていることがわかる。そして、それが彼が失ってはならない唯一のものだ」

「そのほかは彼の人生の一部だ。人々は彼の私生活について話すが、私は彼をそっとしておくべきだと思う」

ヤマルはラ・リーガのシーズンを順調にスタートさせ、開幕3試合で2ゴールと2アシストを記録した。しかし、先月スペイン代表で鼠径部の問題に悩まされた後、先月のレアル・ソシエダ戦の途中出場したのを除いて、リーグでの出場はわずか1回のみとなっている。

16歳にしてモナコで台頭したムバッペは、2023年に15歳でデビューしたヤマルが過ちから学ぶことを支持している。

「ラミンは素晴らしいフットボーラーだが、人生においては18歳の子供だ」

「18歳では誰もが間違いを犯す。彼は自分の人生を生きるだろう。我々は彼がピッチで何をするかだけを見れば良い。それ以外のことは、大したことをしない限り重要ではない。彼は素晴らしい才能を持った選手だ」

エンバペは金曜日のアゼルバイジャン戦に先発し、前半終了間際に先制ゴールを決め、クラブと代表での得点記録を10試合に伸ばした。その後、後半にはアドリアン・ラビオのゴールをアシストし、フランスのホームでの3-0の勝利に貢献した。

しかし、エンバペは相手選手との接触で足首を挟まれた後、83分に交代を余儀なくされた。歩いてピッチを後にしたが、怪我の程度を知るまで不安な状況が続く。

フランス代表監督のディディエ・デシャン監督もアゼルバイジャン戦後に「負傷した足首と同じだ。休むと痛みは和らぐが、試合では接触が避けられない。彼にとって理想的ではない不快感がある」と述べた。

フランス代表は月曜日の夜にアイスランドと対戦し、勝利すれば、2026年北中米W杯の出場がほぼ確定する。