マンチェスター・U、ラッシュフォードのバルセロナ移籍に特別条項を付加へ

マーカス・ラッシュフォードは、ハンジ・フリック監督率いるバルセロナへの移籍が間もなく正式に決定する見込み。バルセロナにはシーズン終了までのレンタル移籍で加入するとみられている。この契約には、2026年6月に3000万ユーロの移籍金で完全移籍するオプションが含まれている。ただし、バルセロナがラッシュフォードの買い取りオプションを行使しない場合、レッド・デビルズに500万ユーロ（約8億6000万円）の違約金を支払わなければならないと、ファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えている。

マンチェスター・ユナイテッドは昨シーズン、ジェイドン・サンチョの移籍に関して同様の条項を適用。サンチョはチェルシーにレンタル移籍したが、ブルーズはその後、サンチョを完全移籍で獲得しないことを決定した。それにより、ユナイテッドに500万ポンドを支払うことになった。現時点でサンチョはマンチェスター・ユナイテッドの選手だが、今夏にユヴェントスへの移籍が噂されている。

ラッシュフォードはジェラール・ピケに続いてマンチェスター・ユナイテッドからバルセロナに移籍する2人目の選手となる。ピケは2008年にオールド・トラフォードを離れ、カン・ノウに戻った。

ラッシュフォードの移籍は間もなく発表される見込みで、その後に彼はアジアでのプレシーズンツアーに参加する予定。このフォワードは、7月27日に開催されるバルセロナのプレシーズン初戦となるヴィッセル神戸との親善試合でデビューを果たすことを期待されている。