サンチョは「史上最高の一人」になる可能性がある？元チェルシー指揮官がポテンシャルを指摘

チェルシーがペナルティフィーを支払ってローン先から親クラブであるマンチェスター・ユナイテッドに送り返した後、ジェイドン・サンチョの将来は現在不透明だ。サンチョは現在、マンチェスター・Uの一員で、同じく厄介者として扱われているアレハンドロ・ガルナチョ、ティレル・マラシア、アントニーと共にトップチームの練習からは離れている。

ドルトムントとユヴェントスの両クラブが今夏のサンチョ獲得に関連付けられており、マンチェスター・Uもサンチョを手放すことに熱心である。かつてチェルシーの選手兼監督を務めたロベルト・ディ・マッテオ氏は、サンチョにはまだ輝く可能性があるが、その可能性を発揮するには取り組むべき課題があると見解を明かした。

ディ・マッテオ氏は最新のサッカーベッティングを提供する『ベットビクター』に次のように語った。

「すべてはジェイドン・サンチョ次第だと思う。彼は非常に高いクオリティーと、この競技で史上最高の一人になる可能性を持っている。なぜ彼が一貫性に欠けるのかは分からない。彼はドルトムントに戻り、チャンピオンズリーグ決勝進出を手助けし、再び自分がどれほど優秀かを示してくれた。すべて彼次第なんだ。自分のキャリアで何をしたいかは完全に彼次第だ。ドルトムントは大きなクラブで、ユヴェントスは歴史とタイトルの面でさらに大きなクラブであり、常にタイトル獲得を目指して競っている。しかし、それは本当に彼のメンタリティ次第だと思うよ。彼のメンタリティと態度次第。彼は何を望んでいるのか？サッカー史に名を残す選手になりたいのか、それとも毎シーズンチームを変え続けたいだけなのか？それは彼次第さ」

マンチェスター・ユナイテッドは今夏、マーカス・ラッシュフォードをバルセロナに放出することに成功。現在、サンチョ、アントニー、マラシアなどの選手の移籍にも懸命に取り組んでいる。しかし、完全移籍となれば、2021年にサンチョをドルトムントから獲得するために支払った7300万ポンド（約144億4000万円）という大きな損失を被ることになる。