QSC2022年ワールドカップがカタールで開幕するまで、あと3か月を切った。その盛り上がりを受けて、カタールでは、サッカー界最大の祭典に向け、あらゆる手を尽くすべく、フル回転している。
ワールドカップで使用される8つのスタジアムはすべて公開され、運用のためのテストが行われた。先週金曜日、ルサイル・スタジアムが、最新のスタジアムとして公開された。
興味深いことに、ルサイル・スタジアムは12月18日にワールドカップ決勝戦が開催される予定で、8万人を収容できるカタール最大のスタジアムである。
このスタジアムは、「アドバンスト・クーリング・テクニック」のような最新鋭の設備を備えた驚異的なエンジニアリングだ。カタールのワールドカップスタジアムの王道ともいえるこのスタジアムについて、私たちが知っておくべき5つのことを見ていこう。
FIFA ルサイル・スタジアムは、最新鋭の設備を備えた近未来的な会場だ。スタジアムの象徴的なデザインは、光と影の相互作用に着想を得ており、有名なアラビアのランタン「ファナール」を象徴している。
また、スタジアムのファサードと形状は、アラブ地域で使用されている器やボウルの装飾モチーフを表現しており、アラブ世界のクラフトマンシップに敬意を表している。
QSCルサイル・スタジアムは、ワールドカップ期間中、最大のイベントである2022年ワールドカップ決勝戦を含む、合計10試合を開催する予定だ。
グループステージの6試合と、ラウンド16、準々決勝、準決勝の試合が開催される予定。ワールドカップでルサイル・スタジアムが開催される最初の試合は、グループCでアルゼンチンvsサウジアラビアとなる。
SCルサイル・スタジアムは、ワールドカップ終了後、著名なコミュニティのハブとなる予定だ。このスタジアムは、住宅、店舗、飲食店、保健所、学校などの市民施設を備えたLusail Sports Cityに位置しています。
大会終了後、8万人収容のスタジアムの上層部のモジュールは撤去され、地域社会の向上のために利用される。
SCこのスタジアムは、排水のリサイクルなど、持続可能な手法と技術を使って建設された。実際、ルサイル・スタジアムの建設では、他の類似プロジェクトと比べて40％以上の節水が行われている。リサイクルされた水は、後にスタジアム周辺の植物の灌漑に使用された。
スタジアムの屋根も「グリーン」であり、ポリテトラフルオロエチレン製で、風やほこりを防ぎ、ピッチが成長するのに十分な光を取り込むことができる。また、スタジアムの冷却技術にかかる負担を軽減するために、十分な日陰を提供してくれる。
このスタジアムは、グローバル・サステナビリティ・アセスメント・システムのデザイン＆ビルドと建設部門で5つ星を獲得している。
QSCルサイル・スタジアムの最大の魅力は、ワールドカップ開催期間中のアクセスの良さである。ドーハから北へわずか15キロのところにある。ドーハメトロのレッドライン、ルサイルQNB駅で降りれば、スタジアムからすぐのところにある。
スタジアムへは、Al Khor Expressway（アル・コール・エクスプレスウェイ）でもアクセス可能だ。
なお、2022年ワールドカップの期間中、ヘイヤカードをお持ちの方はドーハの公共交通機関を無料で利用できる。