40歳モドリッチの長寿の秘訣は？ レアル・マドリーのパフォーマンス部門のトップが明かす

愛されるミッドフィールダーは40歳という年齢にもかかわらずまだまだ健在。レアル・マドリーで6度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇、4度のラ・リーガ優勝を成し遂げるなど、素晴らしい13年間を過ごした後、今季ミランに活躍の場を移した。マドリーのパフォーマンス部門のトップであるアントニオ・ピントゥス氏によれば、特別なメンタリティがモドリッチが「偉大なチャンピオン」で居続ける重要な要素になっているという。イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』でのインタビューで明かした。

ピントゥス氏は、モドリッチの持続的なフィットネスの「秘訣」が一つではないと主張。エリートな習慣の組み合わせによるものだと指摘した。

「本当の秘密というものはないと思うが、むしろ様々な要素が組み合わせっていると思う」

「ルカは並外れたレベルのプロ意識を持っている。トレーニング、栄養、回復に細心の注意を払っている。そして、何よりも決して妥協しないというメンタリティを持っている。彼はスポーツ界で長く活躍している稀有な存在であり、それは日々の献身の賜物だ」

ピントゥス氏は、モドリッチの身体的な能力が徹底的なトレーニングによって維持されてきたものだと認めつつも、最大の武器は精神力だと信じている。40歳になった今もトップレベルで戦えるのは、彼のハングリー精神と勤勉さにあると語る。

メンタリティがカギとなっているか、と問われたピントゥス氏は「その通りだ」と同調。「偉大なチャンピオンとただのチャンピオンの違いは、メンタリティにある。モドリッチには努力への意欲、苦労をいとわない性質、そして尽きることない勝利への渇望がある。これらが、彼の長寿の原動力となっている」

昨季、レアル・マドリーで驚異の63試合に出場したモドリッチは、ミランに移籍してからも衰える兆しを見せていない。40歳のベテラン選手はイタリアサッカーにスムーズに移行し、現在はロッソネリのために4試合連続でセリエAに出場する準備ができている。フィットネスと意欲については疑いの余地がなく、モドリッチは国内タイトルを争うミランの中心人物であり続けると期待されている。そのミランは今週の日曜日、セリエAでウディネーゼとアウェイで対戦する。今シーズンのミランはここまで、2勝1敗でリーグ5位に立っている。