エンバペ、ヴィニシウスとの関係を語る「世間が話題にするのはわかっているけど…」

キリアン・エンバペがレアル・マドリーに加入して以来、彼とヴィニシウスは強固で良好な関係を築いてきた。しかし、ヴィニシウスの調子はやや低下し、新監督であるシャビ・アロンソの下で不動のレギュラーではなくなっている。それでも両選手は互いを支え合い、攻撃では良好な連携を見せ、共にマドリーを成功へ導くことを目指している。エンバペは関係について「今年は格段に良くなった」と評価し、ヴィニシウスを「偉大な選手であり、素晴らしい人間だ」と称賛した。

今年の変化について問われると、フランス人FWはチームメイトをより深く理解するようになったこと、そしてこの1年で二人の間に素晴らしい関係が築かれたことを説明した。

「ヴィニシウスとは非常に良い関係だ。今年は互いを深く理解したことで、以前よりずっと良くなった。彼は素晴らしい選手であり、良い人間だ。世間が僕たちについて語ることは承知しているが、共通の目標はレアル・マドリーのタイトル獲得を支えることだ。優勝を目指すなら、二人とも最高の状態でいなければならない」と『モビスター＋』のインタビューで語った。

ヴィニシウスのレアル・マドリーとの契約延長への消極的な姿勢は、特にシャビ・アロンソ監督下でのローテーション増加に伴い、噂をさらに煽っている。報道によれば、ブラジル人選手はクラブ最高年俸選手となることを望んでおり、これが憶測に拍車をかけている。こうしたピッチ外での混乱やメディアの騒ぎにもかかわらず、エンバペは両者の間に確執があるという見方を公に否定した。彼はメディアが二人の関係を誇張していると非難し、「同じチームにいる二人の有名選手は新聞をたくさん売るし、いろんなものを売るんだ」と述べた。

2025-26 シーズンのマドリーの今後のスケジュールには、ヘタフェ、ユヴェントス、バルセロナ、バレンシア、リヴァプールなどのトップチームとの重要な試合がいくつか含まれている。トレント・アレクサンダー＝アーノルドやダニ・カルバハルといった守備の要となる選手たちが負傷し、チームが厳しい試合日程に直面している中、アロンソ監督がどのような戦術を立て、ローテーションをどのように管理するかが今シーズンの残りの試合の行方を決定づける重要な要素となるだろう。