エンバペがクンデとサリバを抑えて国外で活躍する海外最優秀フランス人選手賞を獲得

レアル・マドリーのキリアン・エンバペは、5月11日に開催された2025年度UNFPアワードで「海外最優秀フランス人選手賞」を受賞した。レアル・マドリーは無冠のシーズンとなる可能性が高いが、エンバペはラ・リーガのデビューシーズンで公式戦39ゴールを挙げ、印象的な活躍を見せている。

注目すべきは、これがエンバペの2024年のスペイン移籍後、初めての主要個人タイトルであることだ。2024年6月にフリー移籍でレアル・マドリーに加入。スタートは比較的スローだったが、シーズン後半に調子を上げ、これまでに公式戦で39ゴールを記録し、1992-93シーズンにイバン・サモラーノが樹立した37ゴールのデビューシーズン記録を上回った。しかし、エンバペの個人的な素晴らしい活躍にもかかわらず、レアル・マドリーは主要なタイトルを獲得せずにシーズンを終える可能性が高い。

エンバペはジュール・クンデ（バルセロナ）、マイク・メニャン（ACミラン）、ウィリアム・サリバ（アーセナル）、マイケル・オリーズ（バイエルン）を抑えて受賞。受賞後、エンバペは「同僚から認められるのは嬉しいことだ。常に努力し、自分を証明し、勝利を目指さなければならない」と語っている。

スペインでの最初のシーズンがほぼ終了する中、26歳のエンバペは間もなく6月から始まるクラブワールドカップでレアル・マドリーをタイトル獲得に導くことを目指す。また、ロス・ブランコスは夏の移籍市場でも活発に動き、ヨーロッパでの不振を受け、ミッドフィールドと守備の強化が計画されている。