ジュード・ベリンガムについて知っておきたい13のこと

ベリンガムのサッカーへの愛情は、イングランドのノンリーグで大活躍した父親から譲り受けたものだ。父はノンリーグで700試合以上に出場し、ゴールを量産したストライカーである。なお弟のジョーブもプロサッカー選手であり、現在はバーミンガムでプレーしている。

ベリンガムは幼少期からバーミンガム・シティのファンとして育ち、2010年、7歳のときにユースチームに加入している。

2019年8月、15歳でバーミンガム・シティのU-23チームでデビュー。クラブ史上最年少の1人であり、強烈なパフォーマンスですぐにその名は全国区に。その数カ月後にはトップチームでもデビューしている。

バーミンガムでのトップチームデビューは16歳38日と、クラブ史に残るデビューを飾った。またリーグ戦での先発は16歳63日と、最年少記録に。初ゴールも同日で、これも最年少記録になった。

2020年にバーミンガムを離れ、ドルトムントへ加入したベリンガム。その際、クラブはワンダーボーイに敬意を表し、背番号22を永久欠番とした。

マンチェスター・ユナイテッドは2020年夏、ベリンガム獲得に動いていた。それ以外にもヨーロッパ中のクラブが興味を持っていたことが伝えられている。しかし最終的に、ベリンガムはドルトムントへの移籍を選択。すぐに主力へと成長し、サッカー界で最も期待される選手となった。

UEFAチャンピオンズリーグでゴールを決めた最年少のイングランド人だ。2020年11月24日、グループステージのクルブ・ブルッヘ戦で17歳85日でゴール。最年少記録を達成した。

ブンデスリーガにおけるドルトムント最年少ゴールスコアラー。2020年11月21日、17歳82日でゴールを奪った。ヌリ・シャヒンの記録を破っている。

2020年11月12日のアイルランド戦、17歳136日でイングランド代表デビュー。これは史上3番目の記録に。

2022年ワールドカップのイラン戦でのゴールにより、マイケル・オーウェンに次ぐイングランド代表史上2番目の若さでゴールをマーク。19歳145日で達成した。

2020年に移籍金2500万ポンドでドルトムントへと移籍。これは17歳として史上最高額となった。なお『マルカ』は、5年契約で年俸は130万ユーロと伝えている。

『transfer markt』算出のデータでは、現在の市場価値は1億1000万ユーロ。これは4番目となっている。

イングランド代表のレジェンドであるウェイン・ルーニー、スティーブン・ジェラードを憧れとして育ってきた。彼は『Bundesliga.com』のインタビューで「僕にとってはルーニーとジェラードが全てだったんだ。小さい頃はバーミンガムのシャツが欲しかったんだけど、ルーニーを見れば見るほど、ジェラードを見れば見るほど、シャツが欲しくなったよ。そういう選手に憧れることで、自分のプレーが形成されるんだ。だからこの2人はサッカー界における僕の2大ヒーローだよ」と語っている。