ドイツ人記者がケインに謝罪…その理由は？

ハリー・ケインがトッテナムからバイエルン・ミュンヘンに移籍した当時、ドイツの複数のジャーナリストはプロキャリアで未だに1つのトロフィーも獲得していない30歳の選手に、1億ユーロ（約173億円）という巨額を投じるクラブの決断に疑問を呈した。しかしケインは、わずか2年あまりでバイエルンで通算100ゴールに迫る活躍を見せ、懐疑論者たちの見解が誤りであったことを証明した。

ビルト紙のアルフレッド・ドラクスラー記者はバイエルンのホッフェンハイム戦勝利後にこう記した。

「2023年にトッテナムからバイエルン・ミュンヘンへ1億ユーロで移籍した件を、私はかなり批判的に見ていた一人だ。当時30歳でタイトル経験のない選手にこの金額は高すぎると考えた。より安価な選択肢はあった。例えばニクラス・フュルクルグは前シーズン、ヴェルダー・ブレーメンで16得点を挙げていた」

「彼は怪我をしない…これは単なる幸運ではない。厳格な規律とハードなトレーニングの証だ。ハリー・ケインが朝にビーチチェアを予約しなければならないようなリゾートで休暇を過ごしているとは思えない。もし彼に会うことがあれば、私は朝早く起きて彼のチェアにタオルを置いておくだろう。他のイギリス人なら絶対にそんなことしないけどね（笑）」

ケインはホッフェンハイム戦において自身9度目のハットトリックを達成。これで今シーズン2度目のハットトリックとなった。また、わずか67試合の出場でブンデスリーガ通算70得点を記録している。

バイエルンは次節、9月26日にヴェルダー・ブレーメンとホームで対戦する。