モドリッチ加入見込みのミラン、グラニト・ジャカ移籍交渉は破談？ 代わりに獲得する選手は…

『ラ・ガゼッタ・デロ・スポルト』の報道によると、ジャカがミランに移籍する可能性が消滅しつつある。ミッドフィールダーのジャカ本人が移籍に同意したにもかかわらず、クラブは彼の年齢と高額な年俸、そしてレヴァークーゼンが求める高額な移籍金に関する懸念から、移籍を断念する方向で動いている。交渉は停滞しており、ロッソネリは現在、より若いミッドフィールダーの獲得に焦点を移しているようだ。

ミランは伝統的に、長期的なポテンシャルと手頃な給与に抑えられる若手を中心にチームを構築してきた。ジャカは経験豊富で信頼できる選手だが、この戦略には合致しない。ルカ・モドリッチがクラブワールドカップ後に加入することが予想されているため、ミランが高額なベテラン選手を補強する可能性は低くなっている。

ジャカはマッシミリアーノ・アッレグリのミッドフィールド再建における潜在的なリーダーと見られていたが、クラブはすでにモドリッチを経験豊富な軸として見ているようだ。ミランの来季に向けた中盤選手では、ルーベン・ロフタス＝チーク、ユスフ・フォファナ、そしてサムエレ・リッチを獲得する可能性が高まっている。全員が30歳未満の選手だ。

レヴァークーゼンが要求額を下げないか、またはジャカが給与削減に同意しない限り、ミランは取引から手を引く可能性が高い。代わりに、彼らはリッチの獲得を推進し、バレンシアとも接触。バレンシアのハビ・ゲラについては、既にボーナスを含む2000万ユーロ（約33億円）のオファーを提出済み。ロッソネリは、近日中に新たなオファーを提示する可能性があると報じられている。