「リヴァプールは弱体化したチームを起用」C・パレス指揮官が反論「失礼だ。全員、質の高い選手たちだ」

リヴァプールのアルネ・スロット監督は、カラバオカップ4回戦のクリスタル・パレス戦で、チーム選びで大きなリスクを冒し、週末のブレントフォード戦からスタメン10人を変更した。ミロシュ・ケルケズだけがブレントフォード戦から連続で先発し、ジョー・ゴメス、遠藤航、アンディ・ロバートソン、そしてカルビン・ラムゼイと共に5人のディフェンスラインを形成した。ミッドフィールダーにはアレクシス・マック・アリスター、キーラン・モリソン、トレイ・ニョニ、リオ・エングモアが加わり、フェデリコ・キエーザが前線に入った。モハメド・サラー、フィルジル・ファン・ダイク、アレクサンデル・イサクといったスター選手は全員休養したが、この影響はすぐに出た。

クリスタル・パレスは前半終了間際にイスマイラ・サールのゴールで試合の主導権を握った。数分の間に2ゴールを記録し、ホームの観客を静まり返らせた。リヴァプールの苦境は、後半途中から投入されたアマラ・ナローが出場後、わずか12分でレッドカードを受けて、さらに深まった。ホームチームが10人の戦いを強いられた後、ホストチームが10人での戦いを強いられた中、ジェレミ・ピノがダメ押しのゴールを決めて、クリスタル・パレスが3-0でリヴァプールを下した。

C・パレスのオリヴァー・グラスナー監督は、弱体化したチームを相手にしたものだという指摘に対し、反論。リヴァプールのエンブレムをつけている全ての選手が尊敬に値すると強調し、彼ら全員がトップの舞台で輝く素質を持っていると述べた。 

「ジョー・ゴメスがチャンピオンズリーグとプレミアリーグで優勝するのを見た。遠藤航が日本代表として多くの試合に出場するのを見てきた。アレクシス・マクアリスターがアルゼンチンでワールドカップを制したのを見たことがある。ケルケズが4,000万ポンドの価値があることを知っている。キエーザがイタリア代表でプレーするのも見てきた」と彼は言った。「そんなことを言うのは失礼だと思う。このリヴァプールのエンブレムを着けている選手は全員、質の高い選手たちだ」

しかし、スロット監督ローテーションをおこなうという自身の決断を擁護し、若手選手を育成するというリヴァプールの長期ビジョンの一環であることを主張していた。C・パレス戦での敗北前、『スカイ・スポーツ』で、「このクラブを応援するファンは、我々がこの大会を若い選手のために使っているということを知っている。60,000人の観衆の前で、そして、自分たちのファンの前でプレーさせることを彼らに提供したい。それが1つの理由です」

「もう一つは、怪我人が4、5人しかいないのに、同じ選手を再び起用しなければならないということ。これほど多くの試合で敗れている理由はいくつかあるが、言い訳にはならない。しかし、ほとんどの場合、試合の合間にアウェイ戦があり、それは同じ選手を起用し続けることとなり、事態を悪化させている」

「例えば、プレシーズンを欠場したアレクサンデル・イサクを試したが、新たな負傷のリスクは大きく、現時点では利用できるシニア選手は15、16人だけだ」

この敗北は、スロット監督にとって長引くくらい夜をさらに一つ刻むものとなった。リヴァプールは公式戦直近7試合中6試合に敗れており、リーグを席捲してきたクラブとしては驚くべき低迷だ。その苦しい状況の中での唯一明るい材料は、チャンピオンズリーグでのフランクフルト戦での5-1の圧勝だ。それを除けば、レッズは何度もつまずき、攻撃の輝きが消え、防御の規律がプレッシャーの下で崩壊している。今後の試合では、土曜日にプレミアリーグでアストン・ヴィラ戦、来週にはチャンピオンズリーグのレアル・マドリーとのビッグマッチを控えている。