バルセロナのウナイ・エルナンデスがサウジ移籍へ。ラッシュフォード獲得を実現できる可能性が浮上

マンチェスター・ユナイテッドでのマーカス・ラッシュフォードの状況は、ルベン・アモリム監督が明確にしている。移籍するか、スカッドから外れるのか。ラッシュフォードは12月第2週以降、チームから外され、ミラン、ドルトムント、バルセロナが関心を示す中、移籍先を探している。

バルセロナは今冬の移籍市場でラッシュフォードの獲得が第一希望とされているが、厳しい給与制限により、ラッシュフォードを登録するには1月の人員整理が必要とされ、移籍が危ぶまれていた。ただ、移籍情報に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、バルセロナは現在、高い評価を受けている18歳のエルナンデスの移籍が決定寸前で、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテハドが400-500万ユーロ（約6億5000万円-約8億1000万円）でミッドフィールダーを獲得する見込みだ。

ラッシュフォード獲得のため、バルセロナは給与上限で600万ユーロ（約9億7000万円）を確保する必要があるとされている。バルセロナがエルナンデスの移籍を早期に決定できれば、ラッシュフォードまたはマンチェスター・ユナイテッドに給与面での妥協を求め、5度のチャンピオンズリーグ優勝クラブへの加入を実現できる可能性がある。

バルセロナへの移籍が実現しても、ラッシュフォードはハンジ・フリック監督の下で世界クラスのパフォーマンスを見せているハフィーニャ、ロベルト・レヴァンドフスキ、ラミン・ヤマルの存在により、レギュラーとしての出場機会は限られる可能性が高いだろう。そのため、ラッシュフォードはフェラン・トーレス、パウ・ビクトル、ダニ・オルモ、フェルミン・ロペスとベンチからの起用を競うことになりそうだ。