エンバペの二の舞になるな…仏レジェンドがヤマルに警鐘「唯一改善が必要なのは…」

15歳でトップチームデビューを果たし、急激に注目を集めた10代のヤマル。先日18歳の誕生日を迎え、バルセロナと新たに高額な契約を結び、リオネル・メッシがかつて着用していたNo.10のユニフォームを継承した。

ヤマルはピッチ上でスター選手として活躍している一方、私生活でも注目され始めている。そして彼は、有望なキャリアを妨げる可能性のあるものに対して、避けるようにアドバイスされた。

ワールドカップ優勝経験者であるフランス代表のキリアン・エンバペは、現在レアル・マドリーの一員としてプレーしているが、彼は過度な期待がパフォーマンスに影響を与えた一人と考えられている。そのため、ヤマルは謙虚さであり続けるようにアドバイスされている。

元バルセロナのミッドフィールダー、エマニュエル・プティはヤマルについて「彼は右サイドのメッシを思い出させる。ボールに触れるたびに、危険を作り出しているのがわかる。彼はたいてい、2人か3人の相手を引き寄せ、チームメイトにスペースを作り出す。それがバルサが危険なチームである理由だ」

「ハフィーニャと素晴らしい中盤がいれば、どこからでも脅威が生まれる。ヤマルに対しては多くのチームが、2人か3人の選手を配置して守ろうとするが、うまくいかない。彼の年齢を考えれば、まさに驚異的だ」

プティは付け加えた。

「このレベルを維持すれば、バロンドールを獲得できるだろう。そして彼も、それをバルセロナとスペイン代表の両方でこの記録を再び達成しなければならないことをわかっている。シーズン終盤にはワールドカップ(W杯)が控えている。これも彼にとって大きな目標だ。しかし、真に地位を確立するためには、チャンピオンズリーグ(CL)を制する必要がある」

「彼の資質 - テクニック、視野、パワー、動きの中の知性 - は比類のないものだ。唯一改善が必要なのはただひとつ、メンタリティだ。今のところ、彼は全てが順調に進んでいる。しかし、何かネガティブなことが起きた時、彼を引きずり降ろそうとする者たちがいる。その時に彼がどのように対処するか、見てみよう」

「それはエンバペと似ている。何年もの間すべてが順調だったが、突然すべてが崩れ、彼のパフォーマンスは以前とは比べ物にならないほど低下した。ヤマルは自分のコミュニケーションやソーシャルメディアの管理に気をつける必要がある。時に傲慢さが見受けられることがある」

「かつての偉大なサッカー選手はどちらかといえば内気であることが多かった。中には傲慢な選手もいたが、彼らはプレーでそれを裏付けていた。問題は結果が伴わないときに生じる。彼はまだ非常に若く、その輝きは純粋な才能による部分が大きい。成熟はこれからだ。ピッチ上の選手が、彼が成長するのを助けるべきだ」

EUROでの優勝経験を持つヤマルは昨シーズン、バルセロナを国内3冠に導いた。2025-26シーズンのラ・リーガ連覇に向けて、開幕2試合で6ポイントを獲得する好スタートを切った。